再び注目ウルフカットは「丸み」と「動き」で女性らしいスタイルに

最近、女性たちの間で注目されているというウルフカット。以前のボーイッシュなイメージから、より柔らかな雰囲気のヘアスタイルへと進化しています。「おしゃれだけど自分に似合うか不安」という人でも、どの長さでも挑戦しやすいため、きっと似合う髪形が見つかるでしょう。多くの人のウルフカットを手掛け、インスタグラムで情報発信している美容室「vain」(ヴェイン、東京都渋谷区)の副店長、おばたもとしさんに、この髪型の魅力やカットの依頼の仕方などを聞きました。

読売新聞、大手小町、ウルフカット、おばたさんのインスタグラムより
再び注目されているウルフカット

丸みを帯びたシルエットが今っぽい

ウルフカットとは、髪の上部に丸みをつけ、襟足を軽くしたヘアスタイルのことです。襟足部分がオオカミに似ていることから名づけられました。

ウルフカットと聞いて古いという印象を持った方は、1990年代にブームになった髪形を思い浮かべたかもしれません。この時と、今はやっているウルフカットのシルエットは異なります。

90年代はワックスで髪を整えるのが主流で、動きを出すために髪を軽くしていました。そのため、上の方から段差をつけるレイヤーを入れて軽さを出し、全体的に縦長のシルエットでボーイッシュな印象がありました。

今トレンドのウルフカットは、上部の長さを昔よりも残して全体的に丸みを持たせた、より女性らしいスタイルです。ここ数年は、重めのシルエットがはやっていたこともあり、その反動から動きのあるウルフカットが再び注目されています。

ウルフカット 美容師 おばたもとし 読売新聞 大手小町
多くの人のウルフカットを手掛ける美容師のおばたさん

顔形、髪の長さ…どんな人でも楽しめる

ウルフカットは、どんな顔形でも小顔効果が期待できます。丸顔なら、上部を短めに襟足は長めにして縦のラインを出し、横幅を目立たせないようにします。逆に面長なら上部と襟足との長さの差を少なくし、顔の長さを強調しにくくします。エラの張ったベース顔なら上部の長さは気になる顔周りが隠れる長さにしましょう。これらの髪形は、どの長さでも実現可能です。好みの長さから、お気に入りのヘアスタイルを見つけてみてください。

ウルフカット ミディアム おばたさんのインスタグラムより 読売新聞 大手小町
スタイリングしやすいミディアムウルフカット

20~30代の女性に一推しの長さはミディアムです。上部が長めのスタイルなら、後ろで結ぶこともできるので、仕事や子育てに忙しく、スタイリングに時間をとれない時も安心です。髪の毛が肩にあたって自然とはねる長さなので、動きを出すのも簡単。初めての方でも挑戦しやすいと思います。

ショートから髪の毛を伸ばしている方、ロングでバッサリは切りたくない方は長さを変えずに雰囲気を変えられます。ショートはよりカジュアルな、ロングは女性らしい印象を与えます。

ウルフカット おばたさんのインスタグラムより 読売新聞 大手小町
ショートウルフカット(左)とロングウルフカット

スタイリングやオーダーに動画を活用、失敗を少なく

動きのあるスタイリングが魅力の髪型なので、自宅でセットするときのポイントも覚えておきましょう。ヘアアイロンを使って、襟足を外側にはねさせます。髪の毛が短い場合はカールアイロンではなくストレートアイロンを使い、首にタオルを巻くなどして、やけどには注意しましょう。参考になるスタイリング動画が、インターネットやインスタグラムで公開されているので、入浴前などに見ながら、何回か練習するとよいかもしれません。スタイリング剤はヘアオイルを使うと、毛束の動きがきれいに見えます。

ウルフカットに「失敗した」といって、来店するお客さんもいます。動きのないボブスタイルなどは切り方が明確に決まっていますが、ウルフカットはシルエットの作り方などが自由に調節できるため、逆に、バランスをとって切るのが難しいと感じる美容師もいるようです。そのため、イメージする写真を持参して、美容室に来店したほうがいいでしょう。あらゆる角度から撮影した髪型の動画が公開されていますので、限られた時間の中でより多くの情報を美容師と共有するためにも、活用してはどうでしょうか。

新型コロナの影響で、マスク着用でメイクを楽しめる箇所が限られてしまっている分、動きのあるウルフカットで思い切りおしゃれをしてほしいですね。

(聞き手・読売新聞メディア局 バッティー・アイシャ、ヘアスタイル写真はおばたさんのインスタグラム=@mosshi0105vain=より)

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