杉野遥亮 華やかな芸能界で自分らしく生きるには

恋です!~ヤンキー君と 白杖はくじょう ガール~ 日本テレビ系 水曜 午後10:00
弱視のユキコ(杉咲花)は登校中、点字ブロックの上で話し込む男たちに遭遇する。それは地元で有名なワル・黒川森生(杉野遥亮)たちだった。森生に持っていた白杖をつかまれたユキコは抵抗するが……。うおやまの漫画をドラマ化

顔の傷、派手な柄の服……。演じる森生は「黒ヒョウのモリ」と呼ばれ、周囲から恐れられているヤンキー。役作りには見た目も重要だが、「内面が大事。ユキコさん(杉咲花)に対しての感情や、なぜ傷を負ったのか、彼のバックボーンを一つずつ丁寧に紡いでいきたい」と語る。

森生は怖い外見に反して、ピュアでまっすぐな人物。一目ぼれしたユキコが弱視と知り、自分なりの方法で積極的に支えていく。2人の恋の行方が物語のテーマだけに、「相手との呼吸や間を合わせ、自然な雰囲気を出したい」。

森生や身体の障害について考えているうちに、「世の中、『なんで?』にあふれている」ことに気づいた。「よく考えれば疑問だらけのはずなのに、意味を考えずにやってることがたくさんあるなって。みんなが生きやすい世の中って一体何だろう。なんで人って自分らしく生きられないんだろう」。感じた疑問を森生に落とし込んだ。

杉野遥亮さん

華やかな世界に憧れて、芸能界へ。「将来、どう生きていくかわからない中で、就職活動もしたくないし、逃げの選択の一手でもあったんです」と苦笑する。だが、出演を重ねるうち、手応えも感じてきた。「自分という人間も一緒にちょっとずつ成長できている感じが心地よくて。自分に向き合うことでもあり、怖さとか葛藤とか、めちゃくちゃありますけど」

自分らしく生きるための答えは、まだ見つかっていない。「軸はできたような気がするけれど、こうなりたいっていうのはまだ見えてこない。最高の作品を作るために、一つひとつ目の前のことを全力で楽しむことがすべて。向き合った先にそれはあるのかな」

苦手なことは?

Q 気分転換の方法は?

A 実家にいる犬の動画を見ること。名前は秘密。種類は しば 犬です。動物好きなんです。最近特に、何か愛があふれちゃって、癒やされています。

Q 苦手なことはありますか?

A 話したり伝えたりすることが苦手かも。取材だと大丈夫ですけど、そうじゃないと、自分が何を言ってるかわからなくなったり、整理がつかないまま突っ走ったりして。原因が 語彙ごい 力なのか、話の組み立てなのかはわからないですけど。

(文・読売新聞文化部・川床弥生 写真・田中秀敏)

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杉野 遥亮 (すぎの・ようすけ)

1995年9月18日生まれ。千葉県出身。2015年に雑誌モデルでデビュー。ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「ハケンの品格」や、今年7月公開の映画「東京リベンジャーズ」など多数出演。

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