初デートがノープラン。一方的で楽しめず、接触も不快でした…

「婚活初めてで初デート。ノープランデートだった…。」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30歳代のトピ主さんは同年代の男性と初婚活でお見合いをし、初デートに行くことに。しかし、いきなり腕を組もう、手をつなごうと言われたことで、トピ主さんは“ドン引き”したそうです。デートプランもない上、「延々と彼の話ばかり」をされ、「全然楽しめず、気持ち悪くて3日後、私の方から交際中止を伝えた」とのこと。皆さんは、ほぼ初対面のデートで、手をつないだり、腕を組んだりできますか……と問いかけています。

彼の印象や態度が、急に変わった理由は?

二人は初回30分間のお見合いをして、2週間、メールのやりとりをしてから、今回の初デートに至った、とのこと。投稿を読んでいくと、デートになって急に、彼の印象が変わったことが分かります。初回は「かなりの真面目、誠実さに惹かれて、良い人ぽいなぁ」という印象だった。メールでも、仕事や天気、スポーツの話、好きなことや趣味の話など“お互い”の話をしていた。

しかしデートの日、彼はとにかく舞い上がっていて、「腕を組めてうれしい」「手をつなげてうれしい」「私たち、カップルに見えますかね? いや〜、会えてうれしいですっ!」などと言い続けていた。その後もフラッと中華チェーン店に入り、券売機で別々に注文し、食事中も延々と自分の話ばかりをして、父親の職業のことまで語っていた……とのこと。

察するに、彼はデートにこぎつけられたことで「自分を受け入れてもらった!」と感じ、喜び勇んでいたのでしょう。以前は羨んでいた“街にいるカップルたち”のように自分もなれた、といった状況があまりにもうれしくて自分の世界に入ってしまい、トピ主さんの気持ちはよく見えていない状態になっていたのだろうと想像します。トピ主さんは手や腕に触ることの不快さに加え、「自分の気持ちが置いていかれているような感覚」もあって、楽しめなかったのだろうと推測しました。

ノープランのデート=楽しませる気がない?

彼がそのような状態になったのは、恋愛やデートに不慣れだったからか、あるいは相手の感情に鈍感なタイプだからなのか、確実なところは分かりません。ただ、男性とひと口に言っても、女性と同様、色々な人がいます。デートがノープランだったことについても、以下のようなさまざまな理由が考えられるでしょう。

*女性の楽しませ方が分からないから(女性やデートに不慣れ)
*一緒にいる相手を喜ばせる必要性を、特に感じないから(もともとサービス精神が少ない)
*計画的に動くのが苦手だから(その場の流れで行動したい)
*女性を楽しませよう、喜ばせよう、という考え自体が嫌いだから(男としての沽券こけんに関わる)
*お金のかかりそうな場所には行きたくなかったから(女性やデートにお金を使いたくない)

全体な割合で見れば、デート自体に慣れている人や、女性の気持ちを察することができる人は、お見合いの場には少ないのかもしれません。しかしトピ主さんはそもそも、彼の真面目さや誠実さに惹かれていた、とのこと。今回は気持ちが萎えてしまったようですが、「デートに多少慣れていなくても、真面目なタイプの男性は嫌いじゃない」ということであれば、今後はトピ主さん自身の希望を積極的に伝えていくのが最善です。

たとえば、メールの段階で「楽しい日にしたいので、具体的にプランを立てませんか」と伝えてみれば、相手は「そうしたほうがうれしい人なのだな」と分かり、「じゃあ、そうしましょう」と応じる人はきっといるはずです。もちろん、自分の流儀があって応じない人もいるでしょうし、中には「そういうことを言ってくる女性は苦手」とシャッターを下ろす人もいるかもしれません。仮にそうなっても、自分と合わない相手に固執する必要はないはず。合う人を探す試金石としても、思うことはできるだけ言葉にしていきましょう。

“自分が楽しむため”にも、思いや考えは表現していこう

「手をつないだり、腕を組んだりするのが不快だと感じていたこと」についても、彼は全く気づいていない可能性を感じます。トピ主さんはイヤだと思いながら、どちらにも渋々応じたそうですね。勝手に触ってきたのではなく、彼は一応「腕を組みませんか?」「手もつなぎませんか?」と聞いてきたわけですし、“ドン引き”と感じたのであれば、「うーん、それはちょっとまだ早いと思います」「まだそんな気分になれないので〜!」などと断る選択肢もあったはず。

知り合って間もない相手で、トピ主さんも言いにくかったのだろうと想像しますが、結婚を見据えた相手探しなのであれば、多少、空気が悪くなる可能性があっても、自分の考えや価値観は表現していったほうがベターです。伝え方は少し工夫するといいと思いますが、「思いきって言ってみたら、問題はあっさり改善した」なんてケースも少なからずあるものです。

今後の婚活では、「自分が楽しい気持ちでデートをするには、どうするのが最善か?」を考えて行動していくとよさそうですね。自分が楽しみたいからこそ、意に沿わないことや状況には無理して応じないでいこう、というスタンスにもなれるはず。手をつなぐのを断って少し空気が悪くなったとしても、「一緒にいる時間を楽しみたい」という気持ちや姿勢があれば、楽しいデートにしていくことは可能です。今回は初めての婚活だったとのこと。良い勉強になったと理解して、次につなげていけると良さそうですね。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「婚活初めてで初デート。ノープランデートだった…。」 

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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