秋の夜にはお月見スープ 長芋と卵で心もお腹もあったか

こんにちは。料理家・管理栄養士のエダジュンです。今回は、9月21日の中秋の名月にちなみ、お月見スープをご紹介します。

最近は秋の気配が色濃く感じられるようになりましたね。季節の変わり目は、旬の食材も様変わりしていくので、スーパーに足を運ぶのが楽しいです。

日々、せわしなく生活をしていると、夜空を意識してみることって、あまりありません。月を楽しむ行事があると、忙しい中でも少し気持ちに余裕ができるような気がして、前向きになれます。

さて、お月見と言うと、月見団子を作ることが多いですが、今日はスープをご紹介します。

メインの具材にはカニカマを使いました。塩味もしっかりとあるので、スープに入れると、具材としても、だしとしても大活躍。

スープは、水溶き片栗粉を流し入れて、とろっとした食感に仕上げます。片栗粉はスープを冷めにくくし、具材のうま味を閉じ込めるので、最後まで熱々の状態で食べることができます。

今回、卵黄を満月に見立て、卵白はフワッとスープに溶け込ませます。スープを卵白で濁らないようにするコツは、スープがボコボコと沸騰している状態で、ゆっくりと卵白を流し入れること。すると、ふわふわに仕上がりますよ。

料理研究家のエダジュンさんがお月見スープレシピを紹介。

スープだけでも満足いただけますが、温めたうどんやそばを入れても、とってもおいしく食べられます。

【カニカマのお月見とろろスープ】
▽材料 1人分
・カニカマ 4本
・長芋 80g
・たまご 1個
・だし汁 400ml
・しょうゆ 小さじ1
・水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1:水小さじ1) 全量
▽作り方
1:カニカマは手でさく。長芋はすりおろしてとろろにする。たまごは卵黄と卵白に分けておく。
2:小鍋にだし汁を沸かし、カニカマとしょうゆを入れて煮る。水溶き片栗粉を入れて、とろみをつける。一度強火にして、水面がボコボコと沸いたら、溶いた卵白を入れて、中火にしてふわふわに仕上げる。
3:2の器にスープ注ぎ入れて、とろろをのせ、最後に卵黄をのせる。

すりおろしてとろろにする長芋は秋に旬を迎える野菜です。スーパーでも頻繁に見かける野菜になります。長芋には、消化を助けるアミラーゼという酵素が含まれており、胃をいたわる効果も期待できます。季節の変わり目で、食欲がない時などにもおすすめです。

夜空にも、スープにも浮かぶ満月。冷気を含み始める秋の夜に、ふわふわの食感とお月見をぜひ、楽しんでください。

料理研究家のエダジュンさんがお月見スープレシピを紹介。

※「おかえりスープ」は、今回で終了です。ご愛読いただき、ありがとうございました。

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エダジュン
料理研究家/管理栄養士

1984年、東京生まれ。管理栄養士の資格を取得後、「スマイルズ」に入社。SoupStockTokyoの本部業務に携わり、2013年に料理研究家として独立。「パクチーボーイ」としても活動中。スープレシピ、お手軽アジアごはんや、パクチーを使ったレシピが得意。「野菜たっぷり具だくさんの主役スープ」(誠文堂新光社)など著書14冊。ホームページはこちら

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