料理を作ってばかりの家デートが億劫…やめたら関係も終わる?

「彼女が急に料理しなくなったら」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際10か月になる恋人がいるトピ主さん。コロナ禍のため外食できず、トピ主さんが食事を作って振る舞うデートが続いているそうです。「最近では料理のことを考えると彼に会うのすら億劫おっくうになってきたので、もういっそ、料理をするのをやめよう」と思うとか。ただ、料理をやめてしまったらガッカリされるのか、それが原因で冷めることはあるか……と気になり、ユーザーに問いかけています。

一つひとつの原因に対し、具体的な解決策を考えてみよう

投稿には、たまにならいいものの、泊まりがけで1日3回も料理をすることが続くと負担に感じてしまう、という記述も。後に開示されている情報も含めると、トピ主さんが「彼のために料理をするのをやめたい」と思った背景としては、四つの理由が挙げられています。それぞれの対策を考えてみましたので、実行に移せるものをぜひ検討してみてください。

(理由1)感謝の言葉や反応のなさ……彼は口数が少なく、おかわりをしても「美味おいしい」とは言ってくれない

「たまにはほめられたい」との記述もありますが、「おいしいと言って食べてくれるなら、料理自体はしても構わない」ということであれば、正直にその思いを伝えて、彼の言動の変化を見てみましょう。「おいしいとか言ってくれないと、料理を作る気が湧いてこないよー!」などとまずは明るく、明確に伝えるのがおすすめです。“料理が負担になっている事実”を伝える意味でも、大切な意思表示になると思います。

(理由2)費用負担のバランス……生活費をもらっていないのに、料理の材料費は全てトピ主さん負担である

深刻な問題にもなりうる金銭面ですが、後の投稿によれば、外食やテイクアウト、調味料や消耗品類などの費用は彼が出しており、「費用負担としては極端に私が多いというわけでもなさそう」とのこと。最近外食をする機会が減り、自分ばかり負担が大きくなってきたと感じているならば、「ご飯用の共通財布を作ること」を提案してみてはいかがでしょうか。負担割合は話し合って決め、食事に関する費用は全部そこから出そう、などとルール化をしていくと、“目に見えない不満”がたまりにくくなることが期待できます。

(理由3)自分の時間が欲しい……せっかくの休日なので、ぼーっとしたり好きなことにも時間を使ったりしたい

二人はお互いの休日が合うときに会っているとのことで、「自分の時間がまったくない」というほど頻繁に一緒にいるわけではない様子。それでも「自分の時間が欲しい」と思うのであれば、彼と一緒に過ごす時間を有意義だと感じられていない、あるいは癒やしや安心感が得られていないことが推察できます。

前者に関しては、交際10か月がたち、かつ家デートがパターン化していることで、飽きやマンネリが生じている可能性が大。もしそうであれば、お決まりのパターンを変えられるよう働きかけてみるのは一案です。オンラインのイベント・ライブ・ゲームなど、二人で楽しめる娯楽を探してみたり、アウトドアなど、コロナ禍でも楽しめる共通の趣味を試してみたりするのは良い方法だと思います。

(理由4)無理をする関係性……料理を作りたくないときでも、頑張ってしまう関係性に疲れた

前項でも言及したように「交際に癒やしや安心感を得られていない」とすれば、この理由が関係していそうです。トピ主さんは「料理をする頑張り」が湧いてこなくなった自覚があり、そんな自分のことを「釣った魚に餌をやらない状態」になっている、とも感じているとか。交際初期、料理を振る舞うことで「愛されよう」と無理をしすぎていた自覚があるならば、この先は勇気を出して「無理をしない自分」も見せていくことが、交際の継続には不可欠でしょう。

その結果、別れる可能性なども示唆されていますが、もし今後の教訓とするならば「交際初期に無理をしないこと」に加え、「尽くさないと好きになってもらえない」「冷められそうで不安」などと思わなくて済む相手を選ぶことも、意識していくといいかもしれません。

よりよい関係になるには、「本音のコミュニケーション」も必要

投稿によれば、週末に気分が乗らず、初めてデートをキャンセルしてしまったとのこと。「料理をしたくない、負担になっている」というひと言が伝えられないばかりに、会うのも億劫になってしまった……という事実から、トピ主さんは自分の考えや気持ちを伝える「本音のコミュニケーション」に負担を感じやすい性格なのかなとも推測しました。

そうした方の場合、「察し上手な相手」や「軽やかにコミュニケーションが取れる性格の相手」を選んだほうが、交際のストレスは少ないでしょう。とはいえ、どんなに察し上手な人でも完璧に察することはできませんし、本音を言わずに長期的なパートナーシップを育むことは、相当に難しいのも事実です。

一度思いきって本音をぶつけてみる経験をすれば、“付き合い方”にも変化が生じてくる可能性を感じます。その結果、「本音のコミュニケーションが相手との関係を深めることもある」という気づきを、身をもって得られるかもしれません。

彼に対しても、別れを考える前にまずは試してみてはいかがでしょうか。その際には「本音を伝えただけでダメになる関係は、本物ではない」「私は、自分の考えや気持ちを伝えられるパートナーが欲しい」という2点を、しっかりと心に留めておくといいと思います。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「彼女が急に料理しなくなったら」 

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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