天海祐希がファンに「嫌だと思ったらテレ朝に投書して」訴えたワケ

緊急取調室(テレビ朝日系)木曜 後9:00
真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」メンバーが、取調室で被疑者などと心理戦を繰り広げ、凶悪事件の真実に迫る。9月末での班の「解散」を知った真壁は驚きながらも、仕事にまい進する。

視線はまっすぐ。手ぶりを交え、矢継ぎ早だがはっきりとした口調で、熱のこもった言葉を繰り出す。画面そのままの迫力に、気おされた。

「今年で54歳。連ドラの主演をやらせていただけるなんてなかなかない。この仕事は、やりたくても話をもらえなければできないから」

相手が誰でも本音で向き合う。だから、視聴者もスタッフも魅了されるのだろう。

「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」主演の天海祐希54歳

取調官・真壁有希子を演じる本シリーズは2年ぶりの続編だ。「『キントリ』の同じメンバーで、すばらしいゲストと丁々発止のお芝居ができるなんてありがたい」。1、2話目のゲストは桃井かおり。取調室で1対1でやり合う長回しのシーンは、「1クール分のエネルギーをつかった」とふり返るが、笑みがこぼれるほど充実した瞬間だった。

シリーズで変わらないことは、「時代が進んでも大事なのは人と人。言葉の裏側の思いを理解し、同情したり反発したり。それが人間の力」。コロナ禍が襲う今、人の目をじかに見て話す喜びもあらためて感じた。「(世の中)残念なことも多いけど、1時間でスカッとしてもらい、いろいろ感じてもらえたら」

共演者たちとのお決まりの「ご飯会」も、コロナ禍で取りやめに。「まずは最終話まで走ることが大事」。そう考え、事態収束後の会合を楽しみにしている。「お気に入りのご飯屋さんでみんな集まり楽しく食べるだけでいい。“おじさん”たちは、くだらないことしかしゃべらない。そこがいとおしいんだけど」

今回、「キントリ」が解散まで残りわずかと判明した。

「嫌だと思ったファンは、テレ朝に投書して!」

快活に言い放った。

やめられないセリフの覚え方

Q 最近立ちはだかった壁は。

A 毎日の撮影シーンは壁かもしれないけど、私にとってはワクワクするものだから壁とは思わないかも。だって準備をすればかならずできることですから。

Q やめられない癖は。

A セリフを覚えるとき、縦書きの台本を横書きに書き出します。その時間に覚えればと思うけれど、できなかったら怖いのでやめられない。撮影が終われば破るんです。スッキリして記憶からシュッと消え、次の日の分が入ってきます。

(文・読売新聞文化部 道下航 写真・米田育広)

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天海 祐希 (あまみ・ゆうき)

1967年8月8日生まれ。東京都出身。宝塚歌劇団で男役としてトップスターに。95年に退団後はドラマや映画で活躍し、「女王の教室」(日本テレビ系)など、主演多数。「理想の上司」アンケートではランキング上位の常連。

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