髪の毛、汗びっしょり、夏こそやりたい頭皮ケア

髪の毛が汗でびっしょりになって困る、頭皮のべたつきが気になる――。梅雨や夏の蒸し暑い時期に悩む女性は多いようです。東京都中央区のヘアサロン「NORA GINZA」の店長、高橋紗季さんに、夏場の「頭皮ケア」のポイントを聞きました。

読売新聞の掲示板サイト「発言小町」には、毎年この時期になると、「滝のような汗で、髪がびしょびしょ」「夏、大量の汗で悩んでいます」などのトピが寄せられます。ヘッドスパも手がける高橋さんの店にも、「汗をかいた後の頭皮のべたつきやにおいが気になる」との相談が増えるといいます。男性だけでなく、女性も気になっている人が意外と多いそうです。

「頭皮のケアもスキンケアと同じ。頭皮をやさしく洗って、いたわってあげましょう」と話すヘアサロン、NORA GINZA店長の高橋紗季さん
「頭皮のケアもスキンケアと同じ。頭皮をやさしく洗って、いたわってあげましょう」と話す「NORA GINZA」店長の高橋紗季さん

 

高橋さんによると、頭皮から皮脂が多く出てべとついたり、かゆくなったりする要因は主に二つあるといいます。

頭皮がべとつく理由

〈1〉洗髪が不十分。頭皮の皮脂や汚れが落としきれていない。
〈2〉1日に複数回など、洗髪のしすぎ。頭皮の乾燥により、皮脂が多く出ている。

いったいどちらなのか? 髪に隠れた頭皮の状態を自分で確認するのは難しいものです。高橋さんは、「通っている美容院で頭皮の状態を相談してみるとよいでしょう。べたつきやかゆみの理由がどちらでも、正しい洗髪が頭皮ケアの基本になります」と話します。

正しい洗髪とは?

髪は何となく洗っている人が多いかもしれません。意外と知らない「正しい洗髪の仕方」を教えてもらいました。

〈1〉ぬるめのお湯で予洗い。指の腹でマッサージしながら、髪や頭皮をしっかりとぬらして、汚れを洗い流す。

「予洗いだけで、頭皮の汚れの6割ぐらいは落とせます」と高橋さん。

〈2〉シャンプー剤を手に取ってなじませ、髪全体につける。こめかみから頭頂部に向かって、うなじから頭頂部に向かって洗っていく。

市販のシャンプーは、髪につけたヘアワックスを洗い流すことなどを重視して作られているものが多く、頭皮には洗浄力が強すぎることもあるといいます。予洗いで髪と頭皮をしっかりぬらしておけば、使うシャンプー剤の量が少なくても十分に泡が行き渡ります。アミノ酸系のシャンプーなどは、比較的マイルドで髪にやさしめ。最近種類が増えている、頭皮ケアを目的にしたシャンプーや頭皮のクレンジング剤を探すのもよいそうです。

指の腹で頭皮を動かそう

「洗髪のポイントは、指の腹で頭皮を動かすようにマッサージしながら泡立てることです」と高橋さん。普段の生活では、案外、頭皮は動いていないもの。特にパソコンを使ったデスクワークなどで一日中座りっぱなしの人は、血行が悪くなって、頭皮が硬くなりがちだといいます。

〈3〉お湯ですすぐ。シャンプー剤が髪に残らないよう、しっかりと。

「シャンプーをした時間の2倍はかけて洗い流してください。耳の後ろ側や後頭部は、すすぎ残しが出やすいので注意して」と高橋さん。

〈4〉水気を切り、適量のトリートメント剤を手にとってなじませ、毛先から髪全体につける。その後、十分洗い流す。
ヘアサロンNORA GINZAのヘッドスパ。頭皮を動かすようにマッサージするのがポイント。大手小町
「NORA GINZA」のヘッドスパ。頭皮を動かすようにやさしくマッサージするのがポイント

頭皮や髪の汚れは、その日のうちに洗い流すことが大切です。夜のうちに洗わずに翌朝に引き延ばすと、においやかゆみにつながります。頭皮の乾燥が気になる人は、洗髪後に頭皮用の化粧水などで保湿するとよいそうです。

「NORA GINZA」では、昨年来、ヘッドスパの人気が高まっているそうです。店では、パリ発のオーガニックコスメブランド「SHIGETA」のエッセンシャルオイルをたっぷり使って、前頭部から後頭部にかけてやさしくマッサージ。オイルは頭皮の汚れを落とすだけでなく、アロマの効果で心や体もリラックスできます。新型コロナで外出が制限される中、「ヘッドスパで自分の髪や体に時間や手間を掛け、癒されたい」という人が増えているといいます。

外出先で汗をかいてしまったときには、「化粧室などでぬれた髪にクシを通すだけでも、汗が乾いたとき髪がぺたんこになりにくいですよ」と高橋さん。紫外線も強い時期です。「髪用の日焼け止めスプレーを塗布したり、帽子をかぶったり、髪や頭皮をいたわってあげてください」とアドバイスしています。

クールな頭皮ケア商品が人気

渋谷ロフトでは、ミストやシートタイプのドライシャンプー、ヘアパック、冷却スプレーや頭皮ケアブラシなどがそろう。大手小町
渋谷ロフトでは、ミストやシートタイプのドライシャンプー、ヘアパック、冷却スプレーや頭皮ケアブラシなどがそろう

夏を涼しく過ごすための髪や頭皮ケア商品も豊富になっています。生活雑貨を扱う「渋谷ロフト」(東京都渋谷区)では約30種類が店頭に並びます。外出先で汗びっしょりの髪や頭皮が気になったときに使えるミントの香りのドライシャンプー「凛恋 ドライシャンプー」(税込み、1430円)や、洗髪後に頭皮に塗ると温風のドライヤーもひんやり感じて快適に髪が乾かせる「クーリスト スカルプクーラー」(同1320円)などが人気を集めています。

同店広報の高橋祐衣さんは、「お風呂で使えるものから、外出時に持ち運べるものまであり、用途に応じて使い分けられます。体感温度を下げてくれる頭皮ケアアイテムで、暑い夏を少しでもクールに乗り切りたいですね」と話しています。
(読売新聞メディア局 谷本陽子) 

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