ボイス2で激しいアクション…唐沢寿明があこがれる先輩俳優は?

ボイス2 110緊急指令室(日本テレビ系) 水曜午後10:00
港東署緊急指令室(110番)の直轄チーム「ECU」は、通報から10分以内の被害者救出に特化した部署。敏腕刑事の樋口彰吾(唐沢寿明)は、絶対聴感能力を持つ室長の橘ひかり(真木よう子)らと、音声を手がかりに再び事件に臨む。

若い頃のアクションの経験が、俳優としての原点だ。還暦を目の前にしてなお、そんな激しい芝居を求められる。「最近、犯人ばかり追いかけていて、疲れちゃった」と、冗談交じりに苦笑するが、培ってきた自信がにじみ出ている。

「やっぱり一番初めにやっていたものに戻るのかな。真田広之さんも、まだアクションをやっていて、かっこいい。昔があるから今があるんだなっていうのが、真田さんを見ていると感じる」


演じる樋口彰吾は、熱い心を持ち、勘と行動力で突き進むすご腕の刑事。ただ、行動が荒っぽく、「ハマの狂犬」の異名も持つ。今回の続編では「樋口はだいぶおとなしくなったけれど、前回より成長した姿を見せたい」。もちろん見せ場は、犯人を追いかける場面だが、気負いはない。あくまで「アクションは役作りの一環」ととらえる。

「必要がないのにやってもしょうがない。自分が見せたいからやるのと、お客さんが見たいものは違うかもしれないし」

主役ではあるが、「自分で目立とうとしちゃだめ。物語の流れに任せて、引っ張っていく方向に切り替えていかないといけない」と、周囲に気を配り、俯瞰ふかん的な視点で動く。数々の作品に出演した経験から、「ほかの登場人物の存在が膨らむと、物語も面白くなる」と感じるからだ。

エネルギッシュな演技の原動力は何か。「自分にとって新しいこと、初めてのことにチャレンジしたい。先陣切って、危険な橋を渡るのが好きなんだよ。たいていは損をするんだけど」。次なる挑戦を聞くと、「考えていることはあるよ。でも言えないなぁ」。いたずらっぽく笑った。

YouTubeで見る気になる勝敗の行方

Q 最近はまっているものは。

A マヌカハニーです。YouTubeで知って、体にいいから、寝る前になめている。味にはこだわらない。効果があるのかは、あんまりわからないけど。

Q 気分転換の方法は。

A YouTubeを見ること。いつもテレビをつけて、YouTubeを見ながら台本を覚えている。音があった方が覚えられる。よく見る動画は「カマキリ対オオスズメバチの戦い」。スズメバチがたいてい勝つけど、たまにカマキリも勝つ。

(文・読売新聞文化部 川床弥生 写真・池谷美帆)

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唐沢 寿明 (からさわ・としあき)

1963年6月3日生まれ。東京都出身。「スーツアクター」の下積みを経て、92年のドラマ「愛という名のもとに」で注目された。NHK「利家とまつ」のほか「白い巨塔」「24 JAPAN」に主演。映画は「20世紀少年」など。

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