ウナギで夏バテ撃退 ひつまぶし風「土用の丑の日」ごちそうスープ

こんにちは。料理家・管理栄養士のエダジュンです。今年の夏の土用のうしの日は、7月28日です。

土用の丑の日というと、ウナギを食べるというイメージがありますが、本来は、“う”のつく食材を食べると夏バテに効く、という言い伝えがあるようです。「うどん」「うめぼし」「牛(うし)」などを取り入れるのもいいのです。

しかし! やはりウナギが食べたくなりますね。僕のおばあちゃんちは岩手の田舎にあり、家の目の前を流れる川にウナギが泳いでいたんです。この時期になると、おじさんがウナギをとってきてくれて、それを新鮮なままさばいて、七輪で焼いて振る舞ってくれていました。今思えば贅沢ぜいたくな経験だったな。

子供の時は、「なんで大人は粉山椒ざんしょうのように、口がヒリヒリするものをウナギにかけるんだろう」と疑問に思っていましたが、今や、その風味や相性の良さの虜になり、ウナギのことを考えるたびに「大人になったな」と思うものです。

今回は、ウナギをスープ仕立てにしました。驚かれる方もいるかと思いますが、「ひつまぶし」などは、ウナギにだし汁をかけておいしいですよね。汁物とウナギは意外と相性がよいのです。

食欲がなくて、「ウナギにごはんを合わせるのは、こってりして少し食べづらいな」という時や、ウナギが少し余ってしまった2日目の食べ方としても、スープはおすすめです。ぜひ作ってみてください。

【ウナギと千切りショウガのネギ塩スープ】
▽材料 1~2人分
・ウナギ 1枚(100g)
・ショウガ(千切り) 1片
・いりゴマ(白) 小さじ1/2
・(A)
・水 300ml
・長ネギ(みじん切り) 1/3本
・塩 小さじ1/4
・鶏ガラスープ 小さじ1
▽作り方
1:ウナギは3〜4cm幅の一口大に切る。
2:鍋にAを入れて温めて、1のウナギ、ショウガを入れて、2〜3分煮込む。
3:最後に、いりゴマをふりかける。

スーパーでは、最初からタレがしっかりと絡んでいるウナギが売られているので、今回はネギとショウガの香味野菜ですっきりと仕上げました。千切りショウガにすると、食感もよくておすすめです。

夏バテ撃退ウナギスープを作るエダジュンの写真

ウナギに含まれるビタミンA(レチノール)は、細菌から体を守る喉や鼻の粘膜に必須な栄養素です。ショウガも加わり、夏風邪にも効果的ですね。また、ウナギにはDHA・EPAなど、血液の健康維持に働きかける栄養も含まれています。

うまく食卓に取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう。

夏バテ撃退ウナギスープの写真

(写真・読売新聞写真部 奥西義和)

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エダジュン
料理研究家/管理栄養士

1984年、東京生まれ。管理栄養士の資格を取得後、「スマイルズ」に入社。SoupStockTokyoの本部業務に携わり、2013年に料理研究家として独立。「パクチーボーイ」としても活動中。スープレシピ、お手軽アジアごはんや、パクチーを使ったレシピが得意。「野菜たっぷり具だくさんの主役スープ」(誠文堂新光社)など著書14冊。ホームページはこちら

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