ホラン千秋が「忘れないでね」…5年後に伝えたい原点

「Nスタ」(TBS) 月~金曜午後3:49
国会論戦や事件・事故から生活の耳寄りな話まで、様々な情報を扱う夕方のニュース番組。ニュースを「3コマ」で解説するコーナーなど、視聴者の“なるほど”を大切にしている。井上貴博とホラン千秋がキャスターを務めている。

真剣な表情で考えを言葉にしたと思えば、小躍りしながら写真撮影に臨む。芯の強さと屈託のなさのバランスが、バラエティーでも情報番組でも存在感を放つ理由だ。

2017年4月からニュース番組「Nスタ」のキャスターに加わり、5年目。「何か一つでも成長しているものがあるだろうか」とも思うが、生放送の経験を重ね、国際情勢など様々な知識が重層的になる手応えを感じる。「点と点がどんどんつながっていく。あの時のあれが生きていると思うときがあり、それは長く続けているおかげ」

しかし、生放送までに準備できなかったり、番組で伝えきれなかったりしたことも何度もある。地震の構造を扱ったときには、番組終了後も専門的な情報をスタジオで30分ほど“復習”した。「視聴者の方にも、任せてくれるスタッフにも申し訳ない。それに悔しいから」。自他ともに認める負けず嫌いだ。

学生時代は役者を志していたが、オーディションは不合格続き。大学卒業直後に情報番組のナビゲーターなどを務めたことが転機となり、ニュースを読むことも食事のリポートも「全部伝える仕事」と思えるようになった。「いろんな仕事に挑戦したいと思ったのが23歳だった」

10年前の当時を振り返り、「その日その日が精いっぱいで、でも絶対になんとかすると思ってがむしゃらに生きてきた」。その姿勢が実を結び、今やキャスター業に限らず、テレビやラジオで引っ張りだこの人気者となった。「私は、『ホランさんにお願いしたい』と言われたことに全力で応えるだけ」と笑う。

見る角度で細やかに変わる表情は、いつも輝いている。

「考えるな、感じろ」

Q ルーチンは。

A つくらないようにしています。ルーチンも持ち物も、これがないと試合に出られないっていう状況にはしたくないから、身軽にしています。いつも何かと闘っているので(笑)。あえて言うなら仕事前に歯磨きしてシャキッとします。

Q 5年後の自分へメッセージを。

A 気楽にいてね。目の前にあることを楽しんでというか、全力で頑張るっていう原点を忘れないでね。どんな仕事をしているかわからないけど。考えるな、感じろ。

(文・読売新聞文化部 道下航 写真・沼田光太郎)

ホラン千秋(ほらん・ちあき)

1988年9月28日生まれ。東京都出身。5歳でモデルを始め、青山学院大卒業後、テレビの情報番組やバラエティーに多数出演。現在は「Nスタ」のキャスターのほか、ラジオパーソナリティーや女優でも活躍中。

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