色とりどりのバラと猫 千葉県君津市ローズガーデンのオッドアイ

千葉県君津市にある「ドリプレ・ローズガーデン」は、無農薬で育ったバラや四季の花々が咲き誇る美しい庭園です。バラはもちろん、建屋から小道に配されたベンチなども隅々までデザインされていて、まさに英国のアンティークガーデンです。

ここはオーナーのせつさん夫妻が、ガーデニングの世界での憧れの的「ターシャ・テューダーさんの庭」を目指し、探し当てた土地。数年かけて自ら開墾し、一から造り上げました。庭だけでも一見の価値がありますが、庭園をさらに美しく彩るのは、自由に過ごす9匹の猫たち。見ていて飽きない猫たちの様子をリポートします。

もともとバラ園造りはプライベートで楽しむためのものでした。それが趣味の域を超えた完成度で、方々から公開を望まれ「ドリプレ・ローズガーデン」としてオープンしたそうです。約5000坪の敷地に咲く、500品種の美しいバラと花々がその証しです。

庭のあちこちで目撃される猫たちはすべて保護猫。ご縁があってこの庭園の猫スタッフとして夫妻が迎えました。不思議なことに最初は人なれしない猫も、12か月ほどでおもてなし上手になってしまうとか。猫好きのお客さまが優しく接してくれるので、猫たちもお客さまにお返ししているのかもしれません。

あるご夫妻が来園した際、奥さまがバラや庭園に夢中になりすぎて、カフェでひとり残されている旦那さまがいました。そんな時に、膝にちょこんと乗ってきた猫スタッフ。寂しそうにしている人にも、きちんと気配りを欠かさないなんて最強です。写真は特に膝に乗るのが好きなマリーさん。 

すがすがしいカフェテラス、テーブルの上にはメニューの他に猫スタッフを紹介するミニペーパーがあり、猫たちへの親近感がぐっと湧いてきます。英国風コテージ内にも席があり、雑貨コーナーでは、猫グッズやオーナー夫妻が直接イギリスから買い付けたアンティークが並んでいます。

常連のお客さまになると、猫スタッフの中に推しメンがいて、折を見ては触れあいに来るそうです。写真のリリーさんも人気の高いメンバー。左右の瞳の色が異なるオッドアイと、ボブテイル(尾が短い)が特徴です。9匹はそれぞれに個性やお気に入りの場所があり、その違いを見るのもここでの楽しみ方です。

おすすめのハーブカレーは、せつさんのご主人の手作り。無農薬野菜を煮込んだ、心を込めたカレーです。配膳してくれたカフェで働く方々もご近所の方だそうで、とてもフレンドリーでした。

一年中、猫たちを見ていたいところですが、ガーデンは12月末から2月末は冬期休園をしています。詳しい情報は公式サイト等で確認のうえ、猫たちと花々を楽しんでください。(写真はアユちゃん)

「ドリプレ・ローズガーデン」
所在地:千葉県君津市大野台815−85
電話:0439-37-3767
営業時間:10:00〜17:00
https://www.dreaming-place-garden.com/
※6月8日まで無休で開園中

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南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)

盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

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