キャリアアップ目指して今は勉強中。31歳からの婚活では遅い?

「31歳からの婚活に不安があります」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。28歳のトピ主さんは歯科衛生士を目指して、3年制の夜間学校に入学したばかり。しかし、友人たちは結婚ラッシュで、今は勉強に集中すべきだと分かっているものの、結婚を焦る思いが頭をよぎるそうです。資格取得後の31歳からの婚活スタートでは難しいでしょうか?と問いかけています。

「自分の人生プラン」に誇りを持っていこう

今回のお悩みは、「友人の結婚ラッシュ」が引き金になっているようですね。同じ年齢の人たちが続々と結婚しているのに、キャリアを追っていたら結婚できないかもしれない。3年後も一発では試験に合格できないかもしれないし、合格しても、未婚のままでは幸せだと感じられないかもしれない――といったさまざまな「かもしれない」がよぎり、不安が生じている印象を受けました。

それなら資格取得を諦めて、婚活を始めれば安心できるのか――と言えば、決してそうではないはずです。婚活を始めたところで、思ったように結果が出ない可能性があるのは、試験と同じ。のちのち希望の仕事に就けず、「やっぱり、あのとき資格を取っておけばよかった」と後悔する可能性もあります。確実に約束された未来はどこにもないので、どんな選択をしても“不安”はつきもの。その事実に気づき、「今は自分にとってこれが必要だ」と思うことに精いっぱい取り組むことが、良い未来を招く秘けつだと思います。

「学費をめるのに必死で、婚活と年齢的なことも思い浮かばなかった」「もう少し計画的に動くべきでした」とのことですが、パートナーとの出会いや恋愛、結婚、出産などは、想定外のタイミングで起こることが珍しくありません。「完璧に計画しておかなければ、人生はうまくいかない」などと焦らず、「目の前のことに一つひとつ、懸命に対処していけば、なんとかなるものだ。大丈夫!」と、自分の生き方を信じることに努めてみませんか? 

それに、他の人と同じ生き方をしてみたところで、幸せや充実感を味わえるとは限りません。「平均的、標準的に生きてさえいれば安心」と思うのならば別ですが、「自分の生き方に誇りを持てるかどうか」のほうが、長い目で見れば、ずっと幸福度を左右するように思います。キャリアアップを目指すことに迷いがないならば、“私が納得のいく人生”を遂行することに集中していきましょう。

ゆっくり両立するか、資格を取得してから本気でやるか

歯科助手として3年間働いて、「この業界で長く働きたい」と思うようになり、資格取得への第一歩を踏み出したトピ主さん。そんな前向きな生き方をすてきだと感じる人も、少なからずいるように思います。

大手小町「恋活小町」コラムのイメージ画像

ただ、勉強優先の今は、「すぐに結婚して生活が変わる心づもり」はできていないだろうと推測します。そう考えれば、仮に勉強と婚活を両立するにしても、すぐに結婚を望んでいる相手ではなく、数年間、恋人の期間を保てる相手を探したほうがベターということになります。この場合、「何年か勉強と交際を両立して、合格後に晴れて結婚に至ることを目指そう」というプランを立てるといいかもしれませんね。

もしくは、「資格試験に合格してから、超本気で婚活をする」というのも一案です。合格してすぐにでも結婚できる状況になった上で、本気度の高い人が集まっている場所を選び、短期間で成果を目指す。「20歳代と30歳代では人気が違うから、急いだほうがいい」という読者の意見が出ていますが、マイペースに婚活や恋愛をしていれば、3年くらいはすぐに過ぎてしまうもの。「結婚に対する本気度や意欲」のほうが成果に影響する、という見方もできるでしょう。

自分の性格傾向を踏まえて検討してみよう

自分に合った人生プランを考える上では、学生時代の受験や就活などの経験を振り返りながら、以下のような自分の傾向を探ってみることも役立つと思います。

――異性との出会いやデートなどの出来事があったほうが、毎日のエネルギーが湧いてくるタイプなのか
――恋愛が絡んで、集中力が落ちたり、悩みが増えたり、勉強や仕事が手につかなくなってしまったりした経験があるか
――同時に色々なことをこなせる器用なタイプなのか、それとも一つのことに没頭するタイプなのか

付き合う相手にもよりますが、恋愛をするとエネルギーが湧いて自分のことを頑張れる人もいれば、その逆の人もいます。前者ならば、恋愛をすることがマイナスにならない可能性がありますが、後者の傾向がある人や、「出会いやデートに使う時間がもったいない。勉強の邪魔だ」と感じそうな人は、優先順位の高いことに集中したほうが、のちのちの後悔は少ないでしょう。

いつになるにせよ、パートナーを得たい気持ちがあるならば、「新しい人と出会うことや、人と仲良くなることにはオープンでいよう」と決めておくのはおすすめです。人間関係は一朝一夕に築けるものではないですし、そう考えれば、「この3年間は勉強の息抜きがてら、異性の知り合いや友達を増やそう」くらいのスタンスでいるのもいいかもしれませんね。

後ろ向きにならず、自分の人生を生きていて、人との関わりを求め続ける限り、パートナーに巡り合える可能性は、何歳になってもゼロではありません。キャリアアップに向けて一歩を踏み出した自分を誇らしく、そして目標に向かう今の時間を楽しみながら、胸を張って歩んでいってほしいなと思いました。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「31歳からの婚活に不安があります」 

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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