千葉県富津市でいっぱいの花と25匹の猫に囲まれて里山キャンプ

東京都心から車で1時間ほどで行かれる千葉県富津市の「花はなの里」は、花と猫がいっぱいのキャンプ場です。猫たちは総勢25匹もいて、6匹の犬たちも合わせると計31匹の大所帯です。この猫や犬のおかげで、一度この場所を訪れると忘れられない体験ができるそう。取材の日は天気にめぐまれ、キャンプ場のあちこちからカメラの前に集まった猫たちを、太陽の強い光が照らしていました。すがすがしい緑の中で自由気ままに過ごしているのを見ていると、まるで天国にいるような気分になってきます。

平日にもかかわらず何組ものキャンパーがいることに驚きました。土日は予約が取れないほどの人気だそうです。聞けばリピーターがほとんど。猫や犬たちとの触れあいが楽しく、利用者のお子さんが帰り際に「帰りたくない」と泣いて駄々をこねるのが恒例となっているとか。

これだけの猫が集まるとケンカもありそうですが、猫同士も、犬たちとも、関係は良好だそう。管理人の下間しもつま麻里子さんいわく、「先輩猫のお気に入り場所は侵入しない」などのルールを、先輩猫たちが新入り猫にしっかり教育しているからだそうです。

猫たちには専用の部屋があって、夕方には帰っていきますが、昼間は自由にキャンプ場で過ごしています。それぞれ性格が違うので、つれない態度をとる猫がいたり、人好きで“なでなで”をおねだりしたりする猫もいます。何しろたくさんいるので見ていて飽きません。

下間さんご夫婦の始めたキャンプ場が現在のようになったのは、1匹の猫を保護したことがきっかけでした。それまで動物を飼った経験はなかったそうです。交通の便が良いこともあり、ソロキャンプやデイキャンプの利用も人気で、映画やドラマのロケに使われることもあるそうです。

オープンから20年近く経過しているので、天国に行ってしまった猫や犬も。彼らはキャンプ場にある、あすなろの木の根元に眠っています。下間さんがお墓に願い事をすればかなえてくれた猫や犬たちは、今も天国から「花はなの里」を見守ってくれているのでしょうね。

里山まるごとキャンプ場
「花はなの里」

所在地:千葉県富津市上648(館山自動車道・木更津南ICから約15分)
電話:0439-65-5126
キャンプ場利用の際は予約をお願いいたします。
https://hanahananosato.com/

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南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)

盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

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