30歳目前に振られ、婚活もおっくう…もうぐちゃぐちゃです!

「アラサー女 もうぐちゃぐちゃ」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。まもなく30歳を迎えるトピ主さんは半年ほど前、交際1年の恋人に別れを告げられました。実家暮らしなのが破局の原因ではと思い、一人暮らしをする決意をして、結婚相談所にも入会したものの、最近は「何もかもが億劫おっくう」と感じるように。いろんなことを前向きに捉えるにはどうしたらいいのでしょうか……と問いかけています。

何をしてもうまくいかないときは、しばらく「浮いて待つ」選択も

「元彼への後悔、将来への不安、全てに対する億劫さで、なんだかもう疲れてしまいました」と心情をつづっているトピ主さん。ずっと実家暮らしで、家事や料理の仕方が分からなかったことが、結婚につながらなかった理由ではないかと反省し、5月から一人暮らしを始めることに。「交際中になぜそうしなかったのか」と後悔の念に駆られながらも、「泣いてばかりではいけない」と思い直して、データマッチング型の結婚相談所に入会し、この4か月間で10人ほどの男性と会ったとのことです。

この内容だけを見ても、彼と別れてからの半年間、「変わらなくては」と自らを奮い立たせて頑張ってきた様子が伝わります。まずは「よく頑張ったね、えらい!」と、自分を十分にねぎらってあげてくださいね。

ただ、婚活の現状としては「2回目も会いたい」と思う人がほぼいない、現在は誰かに会うことが「やっぱり、なんか違った」と確認するだけの作業になっているとのこと。色々やってもうまくいかないときは、「何もせず、エネルギーを蓄えること」をぜひ検討してみてください。

海に流され、溺れそうになったときには、「浮いて待て」という救命策が提唱されているのをご存知ですか? あがけばあがくほど無駄に体力を奪われ、沈んでしまう可能性が高くなるので、無理に泳ごうとせず、あおむけになって力を抜き、大の字で漂流しながら、助けを待つことが推奨されています。これと同様、何をやってもうまくいかないときは、「思い切って動きを止めてみる」のが、一つの有効な選択肢です。再び泳ぎ出せる気力・体力が戻ってくるまでは、「じっと浮いて待つ」ことを実践してみてはいかがでしょうか。

失恋後の婚活で成功するためには?

失恋後に婚活に取り組む人は少なくないと思いますが、良い点を挙げるならば、「勢い」があることです。恋人と別れた寂しさ、一人になる不安や恐怖といった感情の反動で、「とにかく今すぐ、相手を見つけたい!」というスイッチが入っているので、意欲的に取り組める人が多いように思います。

大手小町「恋活小町」コラムのイメージ画像

一方で、デメリットとしては「気持ち」が伴わないこと。その結果、「一時的な関係になりやすい」という傾向も見てとれます。前の相手に未練を残している人が少なくないため、言葉は悪いですが、「誰でもいいから、この寂しさや不安を埋めてほしい」となりやすいです。一時的に相手を見つけられたとしても、短期間で気持ちが冷める、長続きしない、というパターンに陥りやすい印象があります。加えて、「選ぶ・選ばれる」を繰り返す婚活の過程では、傷ついた心がいっそう疲弊し、自信を失ってしまうことも少なくないようです。

もちろん、うまくいくケースがないわけではありません。「気持ちが十分に伴っていなくても、結婚をして、そこから幸せな生活を築く努力をするんだ!」と決意している場合は、人生を先に進めやすいでしょう。ただ、そこまでの決意ができないのであれば、まずは失恋の痛手を癒やすことに専念したほうが、成果につながる可能性も。「どうしても人生のパートナーや自分の子供が欲しい」「常に婚活のことが頭から離れません」とのことですが、大切な人生のパートナー探しだからこそ、焦り過ぎないことが肝心です。「快調な自分に戻ったら、婚活にポジティブに取り組むぞ!」なんて決めておくといいかもしれませんね。

一人暮らしをすると「自分自身」と向き合いやすい

家事や料理のことは、今回の別れの原因と考えなくていいように思います。家事はやらざるをえない状況になれば、多くの人は、それなりにやっていくものです。実家暮らしが、順調な交際や結婚を阻むことがあるとすれば、「自分や自分の人生を見つめる作業ができにくいこと」が関係している可能性はあるように思いました。

家族と円満に生活していると、「自立した一人の人間としての人生」をそれほど直視する必要がありませんし、他人主体(受け身)で過ごすこともできます。家族の誰かが「〇〇をしよう」「これを手伝って」「〇〇に行く?」などと、日々のすべきことを見つけてくれますし、常に話し相手がいる環境なので、自分について深く考えなくても、日々を平穏に過ごしていくことができやすいです。

彼は「トピ主さんのために時間を作るのが面倒になった」と言って別れを告げたそうですが、もしかしたら、受け身な相手との付き合いに疲れた、楽しみを見いだせなくなった……ということは、一つの可能性として考えられるかもしれません。男女を問わず、「自分はこうする、こうしたい」が感じられない相手といると、徐々に徒労感やむなしさを覚えるようになり、交際への意欲を失っていくケースは少なくない印象です。

あくまで可能性の一つですが、もし思い当たる部分があれば、今後は自分の好きなことを積極的に楽しんだり、自らの将来像を描いて行動に移したりするなど、能動的な生き方を磨いていくといいかもしれませんね。「どんなパートナーを欲しているか」についても、一人暮らしを通じて見えてくるものはたくさんあると思います。トピ主さんの新しい生活を応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「アラサー女 もうぐちゃぐちゃ」 

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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