まるで夢の世界!花とヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーがコラボ

気鋭の華道家、片桐功敦あつのぶさんと、フランスの宝飾ブランド、ヴァン・クリーフ&アーペルがコラボレーションした花とジュエリーの展覧会「LIGHT OF FLOWERS ハナの光」が、東京・渋谷区の「代官山T-SITE ガーデンギャラリー」で開かれています。 ヴァン・クリーフ&アーペルといえば、四つ葉のクローバーをモチーフにした「アルハンブラ・コレクション」が有名ですが、1906年の創業時から花をジュエリーのインスピレーション源として大切にしてきたそうです。 片桐さんは、桜の花を使った大作を手掛けたほか、東日本大震災の被災地で、再生の祈りを込めて、野に咲く草花を生けるなど独創的な生け花のスタイルで知られています。ヴァン・クリーフ&アーペルの花をモチーフにしたジュエリーに触れ、「ブランドの職人たちが、小さな花一輪をじっくり観察した時間そのものと、永久に枯れることのない花の光が宿り続けている」と感じたといいます。展覧会では、ブランドのジュエリーからインスピレーションを受けた片桐さんが演出し、清らかで幻想的で静穏な空間を表現しています。

スミレをモチーフにしたジュエリー。1938年のクリップやイヤリング、1961年のネックレスがある
スミレがモチーフのジュエリー。1938年制作のクリップやイヤリング、61年制作のネックレス

日本の左官職人の技術で繊細に表現した壁面には、1930~60年代の貴重なミュージアムピースから現代の作品まで、40点余りのジュエリーが並びます。例えば、38年に制作されたスミレのブーケのブローチは、アメジストやダイヤモンドがあしらわれ、かれんな雰囲気が漂います。60年のパンジーのクリップは、中央にルビーを使い、イエローゴールドで花弁を繊細に表現していて、小さな彫刻のよう。70年代から作られているクリスマスローズのクリップは、白蝶しろちょう貝の光沢とダイヤモンドの輝きが美しい作品です。文字盤にハスの花を描いたアートのような高級時計もあります。

水面に揺れる素朴な野の花、夢かうつつか?

ジュエリーと対比するように広がるのが、片桐さんが作り出した水辺の風景。いくつかの池を作って、アネモネやパンジー、サクラソウやワスレナグサ、スズラン、アミガサユリなど、素朴な花や小さな花々を生け込み、こけむした倒木とともに展示しています。ガラス張りの壁や天井には、片桐さんが直接スキャンしたという花の写真パネルも飾られています。

展示されているジュエリーと、そのイメージを片桐さんが再現した水辺
展示されているジュエリー(左の写真)。そのイメージを片桐さんが水辺の花々で再現した(右の写真)

展示からは、大きくて華やかな花ではなく、道端にあるような身近な花を大切にしてきたブランドの審美眼が感じられ、水辺に生けられた素朴な花々の清らかさに心が癒やされます。

片桐さんは、「群れの中では見過ごされてしまうほどのささやかな花々にも、じっと目をこらすと、驚くべき生命力が宿っています。花の光に包まれながら、春から初夏を彩る花の姿ひとつひとつをご堪能ください」とコメントしています。

華道家の片桐功敦さん
華道家の片桐功敦さん(提供写真)

展覧会:「LIGHT OF FLOWERS ハナの光」 会期:4月22日~5月9日
会場:代官山T-SITE ガーデン ギャラリー(東京都渋谷区猿楽町16-15))
※ヴァン・クリーフ&アーペルのLINEアカウント(@vancleefarpels)または、専用サイトから、入場の事前申し込みが必要。入場無料。

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