バラエティー番組に引っ張りだこの人気お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のよしこさんとまひるさん。お笑い以外にも、女優としてドラマに出演したり、アイドルグループ・吉本坂46のメンバーとしてデビューしたりと、その活躍はとどまるところを知りません。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、28日午後10時から放送)の収録後、2人にお笑いの道に入ったきっかけや今後の目標について聞きました。
バカ殿様と共演夢見てお笑いの道へ
―――今回の収録はいかがでしたか?
よしこ:1年ぶりの出演だったので、めちゃくちゃ緊張しました。ほかの出演者のみなさんのエピソードが面白くて、「さすがだなあ」と思いました。私たちはまだまだだと反省しています。
まひる:頭が真っ白になっちゃって。「言うぞ」と思っても、たどたどしくなって、うまく言えなかったです。すべったときは、終わってからスタッフさんの部屋の前を通るのもコワイです。
よしこ:収録後、いつも反省会を開きます。うまくいったときは、2人でお酒を飲むって決めているんです。4年ほど前、日本テレビのバラエティー番組「内村てらす」にゲスト出演したとき、MCの内村(光良)さんが手をたたいて笑ってくれたんです。そのときは、「やったね、受けたね」って、おいしいお酒を飲みました。
まひる:その1回の出演で「内村てらす」のレギュラーが決まって、大阪から東京に出てきたんです。
―――「内村てらす」が東京に進出するきっかけになったんですね。お笑いの道に進んだのはなぜですか。
よしこ:子どもの頃から、めちゃくちゃ恥ずかしがり屋で、人に見られるのが苦手。恥ずかしいと髪をかむ癖があって、保育園の時の写真は、ほとんど髪の毛を食べてます(笑)。小学生の時、テレビで明石家さんまさんを見て、「こんなふうにしゃべれる人になりたい」と思って。それで、芸人を目指すようになりました。
まひる:私は志村けんさんが大好きで、バカ殿様を見て育ったんです。「いつか、バカ殿様に出たい」と思ったのがきっかけです。それから、同じ鳥取出身のイモトアヤコさんが「イッテQ」でスターになって、あこがれを抱きました。絶対「イッテQ」に出たいと思ったんです。ありがたいことに、どちらの夢もかないました。
YouTube再生回数300万超えのアイドル
―――お二人は「彗星(すいせい)のごとく現れた」という感じがします。
よしこ:「ネタをやってるイメージがない」とよく言われます。でも、4、5年は大阪でやっていたんです。ネタは2人で作るんですけど、ボケはまあちゃんが考えています。
まひる:賞レースに出たわけでもないし、ネタが受けたわけでもない。テレビに出始めたとき、「君たち、何で売れたの?」「何か勝算はあるの?」って聞かれました。売れたのは奇跡だと思っています。
―――同じく吉本坂46のメンバーであるゆりやんレトリィバァさんとのユニット「CHAO(チャオ)」の楽曲「好きになってごめんなさい」のミュージックビデオは、YouTubeでの再生回数が300万回を超えました。
よしこ:多くの人に見ていただいて、すごくうれしかったです。でも、「500万回になったら、写真集を出します」って発表したら、そこから一気に再生回数が伸びなくなった(笑)。「あ、写真集は違うんだ……」と。

―――「お笑い第7世代」と呼ばれることについてどう思いますか。
まひる:自分たちが第7世代に入るのかどうかわからないんです。番組でも「第7世代」と呼ばれることもあれば、呼ばれないこともある。定義がわからなくて。
よしこ:ですから、ケース・バイ・ケースでやらせていただいています。第7世代と呼ばれたときは、そういう顔をして。それ以外で呼ばれたら、第7世代の悪口を言う(笑)。
―――女芸人で集まる番組も多いですね。今日の収録でも、恋バナで盛り上がっていましたが、東京に出てきてから、恋愛は?
まひる 番組で、好きなタイプを聞かれたら、「年上のダンディーな人」って答えているんです。そのせいか、吉本坂の握手会に来てくださったファンは、ほとんどが“おじさん”。それも、顎ひげがヘソ辺りまであるおじさんとか、前髪がリーゼントで後ろは三つ編みにしてるおじさんとか、変な人ばっかりで。もちろん、恋愛には発展しません。この前、吉本の霊視ができる後輩に、「50代、60代のおじさんの生き霊が6体ついてます」って言われました(笑)。好きなタイプは、椎名桔平さんとか堤真一さんなんですけど……。
よしこ:私は年下のかわいい子が好きです。外国人も好きなんですが、番組で知り合ったスティーブンとは別れちゃいました。外国人にもてる顔だって言われるんですけど、なかなかうまくいきません。
―――よしこさんは、アジアンビューティー路線ですよね。小雪さん似ですし。
よしこ:まだ小雪さんには、お会いしたことがなくて。きちんと謝ってないんです。「すみません!」
言葉で笑わせる芸人になりたい
―――お二人は同居しているそうですね。
まひる:お仕事で、プライベートのエピソードを聞かれることが多いんですけど、全部一緒じゃないですか。だから、エピソードの取り合いになるんです。そこが弱みですね。
よしこ:まあちゃんとは、家族なんですよ。
まひる:結婚するまで2人でいたいです。
よしこ:彼氏ができても、一緒に仲良く遊びます!
―――これから2人で挑戦したいことは。
よしこ:ラジオのレギュラーを持ちたいです。ここまで、顔一本でやってきたところがあるので、ちゃんと言葉で笑わせたいんです。ラジオでもっとトークを鍛えていきたいです。それから、もしまた女優さんの仕事をやらせてもらえるなら、映画とかドラマに出たいです。よろしくお願いします。
(取材:読売新聞メディア局編集部・後藤裕子)