【1】 サガす(捜す)のサガを逆にしたもの
【2】 カタク(家宅)が変化したもの
【3】 ガサガサ音を立てるように捜すことから
【4】 昔は罪人をガサと呼んでいたことから
人の住宅に立ち入って、重要な証拠物などを押収したり、逮捕すべき人を捜索したりすることを、警察内の独特な用語でガサ入れと言います。ガサ入れとは、「捜す」の「サガ」の倒語と、「入れる」を組み合わせてできた言葉です。単に「ガサ」でも家宅捜索を表します。刑事ドラマなどでおなじみですね。
倒語とは、前後をひっくり返して作った言葉のこと。身内でしか通用しないようにしたり、意味を強めたりする場合に使われます。「ガサ入れ」をはじめとする、特殊な場所や業界だけで使われる俗語や隠語は、読む人に不快感を与えることもあるので、新聞の記事では使わないようにしています。なお、罪人をガサと呼ぶことはありません。
正解は 【1】 サガす(捜す)のサガを逆にしたもの
(読売新聞「校閲道場」より)
「言葉レッスン」は、社会人として知っておきたい正しい言葉の使い方や表現方法を、クイズ形式で手軽に学ぶコーナーです。
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