ダンス&ボーカルグループ「E-girls」「Happiness」のメンバーで、ファッションモデルとしても活躍する藤井夏恋さん。「E-girls」は、年内でグループでの活動に終止符を打つことになり、現在、最後の全国アリーナツアーを開催中です。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、27日午後10時から放送予定)の収録後、「E-girls」への思いや解散後のビジョンについて聞きました。
あらためて感じたファンの力
――「ダウンタウンDX」には初出演ですが、いかがでしたか。
今日の収録をすごく楽しみにしていました。実は今まで、バラエティー番組にはあまり出演したことがなくて、いつもは歌や踊り、モデルのお仕事をしているので、今日のようなお仕事の現場はすごく新鮮に感じました。MCの松本(人志)さん、浜田(雅功)さんをはじめ、出演者の皆さんがとても優しくて、楽しみながら収録に臨むことができました。
――E-girlsは、今年いっぱいで解散することを発表しました。現在は、グループとして最後となる全国アリーナツアーの最中ですね。
今までのヒット・シングル曲のメドレーなど、E-girlsの歴史を振り返ることができるライブになっていて、毎回、いろんな思いをかみしめながらステージに立っています。ライブ会場の皆さんの熱気がすごくて、「ファンの皆さんの力ってすごいな」と、あらためて感じています。
――1月29日には新曲「別世界」もリリースしました。
解散して別々の道を歩むことになっても、前向きな気持ちで進んでいこうとするメンバーの姿を表現した楽曲です。何かに向かって頑張っている時に聞いていただけたら、きっと背中を押してくれる楽曲に仕上がっていると思います。
――E-girlsでの9年間を振り返って、どんな心境ですか。
もし、E-girlsに所属していなかったら、こんなにいろんな経験をさせていただくことはなかったと思います。NHK紅白歌合戦への出場や、アリーナツアーを行うことは、私一人だったらたぶんできなくて、グループだからこそできた経験がたくさんありました。E-girlsは、自分を成長させてくれた場所だったんだなと、あらためて感じます。
――解散の先には何を見据えていますか。
私が所属しているもう一つのグループ「Happiness」は、活動を継続しますが、E-girlsがなくなってしまう以上、やはり藤井夏恋個人として、もっと大きな存在になりたいという思いがあります。今回の「ダウンタウンDX」の出演もそうですが、新たなことにどんどん挑戦して、ソロとして活躍できるだけの力をつけていきたいです。
女性に憧れられる女性に
――「JJモデル」としても活躍中ですが、ふだんはどんなファッションが好みですか。
今回もそうですが、ふだんから黒の服を着ることが多くて、いかにも女の子らしい洋服はあまり着ませんね。わりとシンプルな格好が多いです。洋服もメイクも髪形も、「自分らしさ」を大事にしていこうと思っています。「夏恋のまねをしたいな」って思ってもらえる、アイコンのような存在になりたいです。

――悩んだり、気持ちが落ち込んだりした時、どうやって乗り越えていますか。
私もいろいろと考え込んでしまうことがあり、ライブの前に緊張し過ぎて、声が出なくなっちゃうんじゃないかと心配になったりします。そんな時は、「真面目になり過ぎないこと」を意識しています。「そんなに真面目にならなくてもいい。もっとラフにいこう」と考えるようにしています。
――プライベートで興味を抱いていることはありますか。
ファッションに関することはもちろんですが、写真も好きなので、友達とお互いの写真を撮り合ったりしています。撮った写真は自分で編集加工して、インスタグラムにアップしているので、良かったらのぞいてみてください。創作意欲が湧いて、すごく楽しいです。
――最後に、目標を聞かせてください。
女性に憧れられる女性になりたいです。仕事もプライベートライフも充実していて、しかも余裕がある。そんな女性を目指して、いろんなことに挑戦していきたいです。
(取材/読売新聞メディア局 田中昌義)
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