東京・渋谷のファッションビル「SHIBUYA 109」のショップ店員でタレントのひかぷぅさん。「ひかぴんく」と称するピンク色の衣装と丸メガネがトレードマークで、そのファッションセンスやライフスタイルが若い世代に支持されています。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、12日午後9時から放送)の収録後、仕事や恋愛事情などについて聞きました。
地元・北海道が大好き
――きょうの収録は「芸能人の地元におじゃまスペシャル!」で、ひかぷぅさんは北海道出身の芸能人の代表として、番組初出演を果たしました。
ずっと出たいと思っていた番組だし、地元が大好きなので、北海道代表として出演できたのがすごくうれしいです。番組では、いろんな地域のおいしいものや、おすすめのお出かけスポットが紹介されて、とても参考になりました。私も機会があったら、行ってみたいです。

お客さまに喜んでもらえる言葉を
――「109」のアパレルショップに勤める傍ら、タレント活動もしています。ふだんはどんな生活サイクルなのですか。
タレントのお仕事のスケジュールが組みやすいように、今はショップで週に3、4日働いています。所属事務所からお仕事が入ったら、そちらの方に行くという感じですね。
――北海道から上京して、ショップ店員になって8年目だそうですね。ショップ店員になるために上京したのですか。
私にはいくつか夢があって、そのうちの一つが、109でショップ店員になることだったんです。夢は他に、タレントになること、女優になること、ショップでお洋服のコラボ企画を手掛けること、激辛が好きなので激辛料理のプロデュースをすること……。あと何でしたっけ?(笑)。本当に夢がたくさんあって、確か9個ぐらいあったんです。
――いくつかの夢はかないましたね。カリスマ店員と言われ、ひかぷぅさん目当てで来店するお客さんもたくさんいると思います。ふだん接客で心掛けていることはありますか。
お客さまがレジでお会計をする際に、「買って本当に良かった」と思ってもらえるような言葉をかけるようにしています。例えば、「これ、在庫にあった最後の一つでしたよ!」とか、「これ、本当に大人気で、きょう一つだけ再入荷されたものなんですよ!」とか。無言でレジを打ったりしないで、ほんのひと言でもいいから、買い物の最後にお客さまが喜んでくれそうなことを言うようにしています。
――ピンク色の衣装と丸メガネがトレードマークですが、それはいつから?
ピンクにしたのは6年ぐらい前でしょうか。丸メガネも5、6年前からですね。
――元々ピンクが好きだった?
北海道にいた頃からピンクが好きだったけれど、高校の規則が厳しかったので、ふだんは黒っぽい服装で、小物だけピンクにしていました。上京して、「さあ、自由だ!」って(笑)。髪も、はじめはエクステだけピンクにしていましたが、徐々に自毛もピンクにしていって、今は全部「ひかぴんく」になりました。
――ひかぷぅさんにとって、渋谷とはどんな街ですか。
仕事の日も休みの日も、ご飯を食べる時も友達と遊ぶ時も、ずっと渋谷にいます。私にとってとても大切な場所です。
激辛カップ麺に激辛調味料を追加
――激辛好きで知られています。最近食べておいしかった激辛フードは?
セブン―イレブンで売っている「麻辣ロール」という春巻きですね。色がピンクっぽくて、コンビニで売っているものだから、そんなに辛くはないだろうと思って食べてみたら、すごく辛くてビックリしました。あれにはハマッてしまいますね。おいしかったです。でも、東京限定販売で、地方には売ってないらしいんです。
――自宅でも激辛料理を作って食べたりしますか。
作ります、作ります。キッチンには調味料が50種類ぐらいあるんですが、肉野菜いためを作って、「きょうはどれにしよう」って考えながら、山椒系の香辛料とトウガラシ系の香辛料をワーッとかけたりしています。香辛料が1種類だけだと物足りないんです。それから、おうちには激辛系のカップラーメンが100個ぐらいストックしてあって、食べる時にはさらに激辛の調味料をかけて食べています。
――体を動かすことが好きだとか。
小さい頃は水泳をやっていて、小学校5年生の時から5年間、バスケットボールをやっていました。最近だと、お仕事で「タグラグビー」をやらせていただいて、すごくハマりました。5人対5人で、相手選手にタックルする代わりに、相手選手の腰に付いたタグ(ひも)を取り合うラグビーなんです。おかげでラグビーも大好きになりました。2年ぐらい前から、トレーニングジムにも通っています。渋谷に、壁やマシンの色をピンクにしているジムがあって、「ひかぷぅさんはピンクのイメージだから、よかったらうちのジムに来てください」と誘っていただいたんです。
――激辛フードを食べて汗をかいて、運動して汗をかいて、ですね(笑)。
私は元々、体の代謝があまり良くないので、運動したり激辛を食べたりして、代謝を良くするようにしているんです。

本当に好きなら自分からアプローチ
――恋愛観、結婚観を聞かせてください。
もう3年ぐらい彼氏がいなくって。でも、恋愛体質なので、「なんかかっこいいな」と思う人を常に2、3人作るようにしています。アプローチするわけではないんですよ。
――自分からアプローチするタイプではない?
いえ、本当に好きだと思ったらアプローチ、全然します。私、LINEで自撮り写真とか、「今、何してる」みたいな報告とかを、相手にジャンジャン送っちゃうんです。相手が「なんで付き合ってもいないのにこんなに送ってくるの?」って思うくらい(笑)。1年ぐらい片思いをして、アプローチしてやっと付き合えたということも、今までにはありましたし。でも、結婚願望はないんです。
――現在26歳だと、かつての同級生たちがどんどん結婚していく年頃では?
この前、北海道に帰った時にも、友達が婚約したとか、子供ができたといったような新情報が耳に入ってきました。確かにそういう時期なんだなとは思うけれど、「私はまだママにはなれないな」って。
人としゃべっていないとダメ
――あこがれの人はいますか。
所属事務所の先輩だと、若槻千夏さん、ゆうこりん(小倉優子)さんですね。特に若槻さんは、アパレルのお仕事をしつつ、タレントとしてテレビにもいっぱい出演されています。私もお洋服関係のお仕事とタレントのお仕事をさせていただいているので、若槻さんを見ていると、「頑張ろう!」と思います。
――今後の目標は?
アパレルのお仕事をしながら、テレビをはじめ、メディアのお仕事もいっぱいできるように頑張っていきたいです。
――これからも二足のわらじを履き続けるんですね。
アパレルのお仕事って、人といっぱい話をするじゃないですか。私、人としゃべっていないとダメなんです。もしも、お仕事が2日連休になって、ずっと家に独りでいたら、病んじゃいます(笑)。家に独りでいると、お店のスタッフに会いたくなります。悩みごとも聞いてもらいたい。家族よりもスタッフと一緒にいる時間の方が長いですし、私にはアパレルのお仕事が必要なんです。
(取材/読売新聞メディア局 田中昌義)
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