かき氷 生いちご
950円(税抜き)
※天然氷は+150円(税抜き)
店舗 志むら
東京都豊島区目白3-13-3
電話 03-3953-3388
喫茶室 10:00~19:00(18:30L.O.)
祝日~18:00(17:30L.O.)
※1F 和菓子販売は9:00~
日曜休
5月に入って初夏の陽気になってくると、俄然食べたくなるのはかき氷です。シャリシャリッと溶けて、スススーッと体の中を駆け抜けていく、あの心地よいひんやり感といったら! 体の火照りとともに喉の渇きまで癒やされて、生き返ったような気持ちになります。
「今年最初のかき氷はどこにしようかな」と考えて、真っ先に頭に浮かんだのは、東京・目白の和菓子店「志むら」の「生いちご」です。
お皿の上にそそり立つのは、フワッフワに削られた真っ白な氷の断崖。その絶壁を、「これでもか!」というくらいイチゴのスライスたっぷりのシロップが、滝のように流れ下ってお皿を満たしているのです。その圧巻のビジュアルに、何度食べても歓声を上げてしまうのは、きっと私だけではないはずです。
見るからにみずみずしい真っ赤なイチゴは、静岡県・イチゴイチエ石神農園から届く「紅ほっぺ」を、お店でスライスしてシロップ漬けにしたもの。「火を通さないので、ナチュラルなイチゴの酸味が抜けないんです。すっきりしたやさしい甘さに、和菓子屋ならではの工夫が隠れています」と、喫茶室マネージャーの江良保正さんは話します。
◇ ◇ ◇
氷は、清らかな水のおいしさが広がる、南アルプス・八ヶ岳の蔵元「八義」の天然氷をチョイス。江良さんによれば、天然氷はじっくり時間をかけて凍らせているので、冷凍庫で急速に凍らせた氷と比べて純度が高く、溶けにくいとか。室温で少しゆるめてから薄く削ることで、フワッフワな質感が生まれるそうです。
氷の山を崩さないようにそっとスプーンを入れて口に運べば、羽のように軽やかな天然氷がシュワッと溶けて、プチプチしたイチゴの弾けるような甘酸っぱさが口いっぱいに。どこまで食べても果肉感たっぷりで、フレッシュ感あふれるイチゴの味わいをクリアに、心ゆくまで楽しめます。
【あわせて読みたい】