グリオット
500円(税別)
店舗 エクラデジュール
東京都江東区東陽4-8-21 TSK第2ビル1F
03-6666-6151
10:00~20:00
水曜休
本日のおやつは、お皿の上にちょこんとのった、かわいらしいサクランボ。春から初夏へと変わる季節の香りを運ぶ、「エクラデジュール」の新作ケーキ「グリオット」です。
フランスでお菓子や料理、お酒などに広く使われるグリオットは、小粒で深みのある赤色が美しいサワーチェリーの一種。「シャープでさわやかというよりも、ちょっと鈍くて重厚感のある独特の酸味が好き」と、オーナーシェフ・パティシエの中山洋平さんは話します。「その魅力を味にも見た目にも打ち出して、フレッシュ感だけではないフルーティーさを表現してつくったのが、このお菓子です」
まわりをやわらかく覆うのは、グリオットのピュレを混ぜこんだマジパン。まるでアマレットのようにアーモンドの香りがふくよかに香り立ち、噛むごとに深みあるグリオットの風味がじわじわと広がります。
中には、グリオットのピュレとケーキクラムが混ぜこまれた、ちょっぴりもちっとしたビターチョコレートのガナッシュがたっぷり。そこかしこからふっくら、コロンとしたグリオットのコンポートが現れて、みずみずしい甘酸っぱさと力強い果実味をジュワッと解き放ちます。
さらに、真ん中に隠れた軽やかなバニラのババロワと混じり合えば、後に広がる余韻はとっても華やかでフルーティー! 紅茶やコーヒーはもちろん、シャンパンをはじめお酒との相性もぴったりで、エレガントな香りのふくらみをより一層楽しめます。
◇ ◇ ◇
「フランス菓子ならではの奥深く濃厚な味わいを貫きつつ、ジューシーでみずみずしく、日本人の口に合う食べやすさを表現したい」と語る、中山さん。その思いが確かに伝わる、大人な味わいのひと品です。
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