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「クリスチャン ルブタン」のレッドソールは、フランス人女性にとっても特別なものらしい。どこへ行ってもマダムと呼ばれるようになった数年前、パリのグルネル通りの店舗でオーセンティックなピンヒールを初めて手に入れた。
その日の夕食、それについて話すと急遽、友人宅でヒールのお披露目会となった。さらには、彼女たちが持つシューズとの思い出(例えば結婚式やビジネスシーン)や、その美しさについて情熱的に語り明かした。
シューズはクローゼットで大切に保管している彼女たちも、「クリスチャン ルブタン」のビューティラインについては大きな鏡の前に丁寧に並べ、毎日少しずつ、その世界観を感じ取っているという。
2014年、シューズのインスピレーションを受け継ぐネイルラッカーが発表されたというニュースは、その官能的な美しさから瞬く間に世界中を駆け巡った。

そして、記憶に新しい初のアイメイクコレクションは、瞳の動きによって物語を伝えるインドの伝統舞踊カタカリに着想を得た。重さを感じるマスカラにピンヒールを彷彿とさせるアイライナー。パッケージも細部にまで重厚感があふれる。スラッとのびたスマートなヒールが歩き方を変えてしまうように、クリスチャンが生み出すビューティーツールもまた、その所作を美しくするよう設計されている。
この秋、「振り向かれる女性」をイメージして開発されたアイカラー全12色が新たに加わった。

エジプトの女王ネフェルティティはヌードカラーを目元に宿すことで絶大な美しさとパワーを引き出したという。そこからインスパイアされた6色のマットヌードはすべて、女性の名が与えられている。桜貝のような「ローラ」は、くすみを消し去るプライマーやハイライトとして。「ダリア」と「ルアナ」は瞳のフレームとなるライナーとして、やや太めに乗せるのが今の気分だ。
一方、太陽のエネルギーを彷彿とさせるようなメタリックカラー6色は、ウォーターベースにこれ以上ないほど眩いピグメントを配合。これまで、何度試しても叶わなかったスモーキーアイが「サファイアノワール」を使えばいとも簡単につくれることに感激した。また、自由な遊び心を大切にするクリスチャンに敬意を込め、ワインレッドの「カーネリアン」とグリーンの「アンダルサイト」をそれぞれ上下の目元に引けば、今秋らしいトレンドアイが完成する。

アイメイクへの回帰が定着するなか、メイクアップがもたらす喜びを改めて思い出すことになった。
余談だが、ヌードカラーを愛するというクリスチャンが、いつかパーフェクトなファンデーションをクリエイトしてくれるのではと密かに期待している。もちろん、このアイカラーと同様、あっと驚くような革新とファッション性を携えたものになることは間違いないだろう。
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クリスチャン ルブタン(化粧品)/0120-449-360
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