元SMAPのメンバー、香取慎吾さんの個展「NAKAMA des ARTS」がパリ市内で開かれています。日仏友好160周年を記念して、日本の芸術文化を紹介する「ジャポニスム2018」の公式イベントです。
会場は、ルーブル美術館の関連施設である「カルーゼル・デュ・ルーブル」のシャルル5世ホール。
「ジャポニスム2018」の広報大使も務める香取さんは、近年アーティストとしても活動し、注目が集まっています。会場には、「アートを題材にNAKAMAとつながりたい」というコンセプトのもとに制作された絵画100点余りのほか、フランスの宝飾品ブランド「カルティエ」との協業で制作したオブジェなどが展示されています。
印象的だったのは、塗り絵の作品。香取さんが下絵を描き、インスタグラムを通じてみんなにそれぞれ塗ってもらうよう呼びかけて集め、作品に仕上げたものです。
インパクトの強い大胆な構成と色遣いの作品を見ていると、香取さんの知られざる新たな一面を見た思いがしました。
会場には制作風景を紹介した映像が流れており、ベンチに座ってゆっくり見ることもできます。
展覧会は入場無料で、10月3日まで。
(読売新聞 編集委員・宮智泉)
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