人気オンラインゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原作とする2.5次元ミュージカル「刀剣乱舞」のキャスト6人が11日、東京ドーム(東京都文京区)の巨人対ヤクルト戦の前にパフォーマンスと始球式を行い、駆けつけたファンから大歓声を受けました。
ミュージカル「刀剣乱舞」(刀ミュ)は2015年の初演以降、シリーズ5作品やライブイベントのほか、今年はパリでの特別公演を行うなど、国内外で人気を集めています。今回のようにプロ野球チームとコラボするのは初めてで、この日は、「三日月宗近」役の黒羽麻璃央さん、「岩融」役の佐伯大地さん、「今剣」役の大平峻也さん、「髭切」役の三浦宏規さん、「膝丸」役の高野洸さん、「和泉守兼定」役の有澤樟太郎さんがグラウンドに“顕現”しました。
両チームの選手や、巨人の球団マスコット・ジャビットらが見つめる中、この日の舞台であるグラウンドにあでやかに登場すると、スタンドにいるファンは、自分の“推し刀”色のペンライトを大きく振って、黄色い歓声を上げていました。刀剣男士たちは、ミュージカルのテーマ曲「刀剣乱舞」を歌いながら、舞台さながらの華麗な舞と鮮やかな殺陣のパフォーマンスを披露し、観客を魅了しました。
三日月宗近がナイスピッチングを披露
刀剣男士たちは、始球式で再びグラウンドに登場。キャストを代表して黑羽さんがマウンドに上りました。

サウスポーの黒羽さんは、腕をぐるぐる回して衣装の袖を巻きつけ、ピッチングに挑みました。小・中学生の頃は野球少年で、ポジションはピッチャーだったという黒羽さん。
巨人の先発・メルセデス投手が見守る中、投げたボールは、ノーバウンドで大城捕手のミットにきれいに収まりました。深々とお辞儀をして、黒羽さんはキャッチャーのもとに駆け寄り、満面の笑みでボールを受け取った後に握手を交わしました。
この後、キャストは東京ドーム内だけで聞くことができるミニFM放送にも登場し、野球好きの一面をのぞかせるシーンも。ファンは試合を観戦しながら、キャストのトークに熱心に耳を傾けていました。
ミュージカル「刀剣乱舞」は、「加州清光 単騎出陣2018」が9月12日から赤坂ACTシアターでスタート。そして「真剣乱舞祭2018」は、11月24日の福井公演を皮切りに東京、宮城、大阪公演を経て、12月16日まで千葉・幕張メッセで開催されます。