お尻を重点的に鍛えるジム「Spice up Fitness」(スパイスアップフィットネス)を運営するフィットネストレーナーの岡部友さん。昨年12月、美しいお尻を作り上げるトレーニング方法や食事などを紹介した書籍「美尻トレ 究極のヒップメイク」(文藝春秋、定価1300円=税別)を出版しました。
米国で指導法を学ぶ
岡部さんは、米国のフロリダ州立大学運動生理学部に在学中、プロアスリートにトレーニング指導ができる国際資格を取得し、トレーナーとしての活動を始めたそうです。卒業後の2010年から日本でも指導を始め、16年3月、東京・南青山に「スパイスアップフィットネス」を開設。現在は、東京・原宿と名古屋にも出店しています。岡部さんのパーソナルレッスンは、新規の申し込みが半年待ちになるほどの人気で、日本における「美尻」の伝道師的存在です。
美尻には脂肪が必要
「美尻トレ――」は、ジムに通えない人でも、家で簡単に美尻トレーニングができるように書かれた本です。美しいカラダを作るためには、まず「ジムで筋トレ」と思いがちですが、岡部さんは、「筋トレだけでは女性らしさは生まれない。美尻のためには脂肪が必要」と説明します。

女性らしいカラダに見せるには、丸みのあるヒップが不可欠。しかし、スクワットなど下半身の筋トレを、ただやみくもにやればいいわけではありません。正しい知識がないと、太ももがどんどん太くなってしまったり、骨盤の傾きがひどくなってしまったりと、理想のボディから遠ざかってしまうことも……。
お尻の筋肉を目覚めさせる
「美尻トレ――」は、脂肪をうまく味方につけて、ピンポイントに「お尻だけに効く」トレーニングメソッドを教えてくれます。特に注目すべきは、お尻のトレーニングを始める前に行う筋肉のほぐし方や、お尻への力の入れ方。普段の生活では、意外とお尻の筋肉を使わずに、足や腰の筋肉がカバーしていることが多いそう。いきなりトレーニングしても、ついてほしくないところに筋肉がついたり、体に余計な負担がかかったりしてしまいます。しっかりとお尻の筋肉を“目覚め”させることが大切だそうです。

自分で体を変えたら本当の自信になる
「目指すのはモデルじゃなく自分らしさ」「トレーニングは、自分と向き合う方法」と、トレーニングに向き合う姿勢についても丁寧に書かれています。また、お尻の筋肉を鍛えることで、体形を変えるだけでなく、腰痛や膝痛を防いで年齢を重ねてもいつまでも元気に歩ける体を作ることができます。
「美容やネイルは他人にやってもらうこともできるが、トレーニングは自分でやらないと結果が出ない。自分で体を変えたら本当の自信になる」と話す岡部さん。今年はトレーニングで自分自身を輝かせたいですね。(メディア局・山口千尋)
※写真はいずれも「美尻トレ 究極のヒップメイク」より引用
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![]() 美尻トレ 究極のヒップメイク [ 岡部 友 ]
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