私の寄付金枠はいくら?
「さあ、ふるさと納税を始めよう!」と思い立ったものの「そんなに年収が多くない私は、いったいいくら寄付できるの?」「どんな返礼品がもらえるの?」と、疑問がわいてくる人も多いはず。ふるさと納税のポータルサイトはいくつもあり、自治体の返礼品も数多く掲載されていて、せっかくだからいいものを見つけたいし、どれにしようかと悩みます。
そこで、ソフトバンクグループが運営するふるさと納税サイト「さとふる」(東京・中央区)の広報担当者に女性ユーザーにうれしい、年収別のオススメ返礼品の組み合わせを聞きました。
年収別モデルプラン
総務省のふるさと納税サイトや、ポータルサイトの運営各社では、年収に応じた限度額のシミュレーションを掲載しています。今回は「さとふる」のサイトで、控除上限額の目安を算出しました。

「通販ではあまり流通していないその土地ならではの返礼品をオススメします」とさとふる広報グループの道岡志保さん。同僚の田中希さんには「体験型のものや、自分では買わないけど、もらったらうれしいもの」の組み合わせを年収から算出した寄付額別で選んでもらいました。(※すでに返礼品の予定数を超えて受け付けが終了している場合があります)
1.年収350万円(単身者・子供のいない夫婦)寄付額の目安:3万4千円

2.年収500万円(単身者・子供のいない夫婦)寄付額の目安:6万円

3.年収700万円(同)寄付額の目安:11万8000円

4.年収700万円(共働きまたは夫婦 高校生の子供1人)寄付額の目安:8万4000円

年末年始に女性がもらってうれしい返礼品

次に、年末年始にもらってうれしいオススメ返礼品をピックアップしてもらいました。「ボトルがかわいかったり、自分では買わないけれど、もらったらうれしいものを選んでみました」と道岡さん。

「寒い冬、身も心も温まる返礼品はいかがでしょうか。返礼品には、生産者が材料や製法にこだわって作ったものや、現地に行かないと買えないものもあります。返礼品を気に入ったら、次はその土地を訪れるなど、お気に入りの自治体のリピーターになるのもいいかもしれません」と田中さん。
はじめてのふるさと納税、傾向と対策
いざ、寄付を始める前に、そもそも、自分は確定申告が不要なふるさと納税の「ワンストップ特例制度」を利用できるのかを確認しましょう。専業主婦で自身に収入がない場合、自分の名前でふるさと納税を申し込んでも控除を受けることができません。
また、フリーランスや医療控除の申請をする予定がある場合は、確定申告が必要です。2017年の控除対象になるふるさと納税の締め切りは12月31日(自治体によって締め切りが早い場合があります)。正確に言えば、申し込み手続きを終えて、入金を完了した日付が寄付の受領日になるので、申し込みは間に合っても入金が間に合わない場合、税金の控除は翌年になるのでご注意を。
「さとふる」によると、12月の寄付者数は、ほかの月に比べて4.1倍と申し込みが殺到します。年末年始用にと思っていても発送が間に合わなかったり、駆け込み需要で品切れになったりする返礼品もあるので、申し込みはお早めに。
(読売新聞メディア局・遠山留美)
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