コントワー・デ・コトニエ
現代を生きる自立した女性のために、1995年にフランスで誕生したファッションブランド。クオリティーやディテールにこだわった、あらゆるシーンにマッチするファッションを提供。
<お問い合わせ:マロニエゲート銀座2/4F 03-3564-0188>
※記事中の商品は販売中のもので、すでに店舗にはない場合があります。ご了承ください。
働く女性の朝は、「何を着ていくか」を考えることから始まります。季節や場所、今日の予定を考えて、ふさわしい装いを選ぶわけです。クローゼットに洋服が並んでいるのに、「今日、着るものがない」と思ったことはありませんか? 昨年とは仕事や立場が変わっていたり、流行遅れになっていたり、「いま着たい服」が見つからないことがあります。
今シーズン、服を買い足すとしたら、ほどよくモード感があり、コンサバティブな要素を持ち、着回しのきく上質なアイテムを厳選しましょう。働く女性にふさわしいファッションをセイバイアキコの清水彰子があなたのお手伝いをします。(協力=マロニエゲート銀座2)
オフィスでは「シンプルベーシック」に「トレンド」を取り入れて
あたりまえのことですが、オフィスは「仕事の場」。“オフィス映え”するファッションを選びましょう。上質な素材を使ったシンプルな定番に、少しモード感を加えるのがコツ。退屈に見せないために、どこかに一つトレンド感を加えること。目指すのは、カワイイよりフェミニン、セクシーさより知的さ。「しなやかで女らしい、きれいめモード」です。
<シンプルジャケットはマストアイテム>
ジャケットは必ずそろえてほしいマストアイテムです。ジャケットは「きちんと感」があり、姿勢や体形もシャキッと見せてくれるのでオフィス映えします。
新しく買うなら、黒、紺、茶、チャコールグレーなど、ダークな色がオススメ。ほかの色を引き立ててくれて、ポイントとなるアクセサリーも合わせやすいからです。
今回は、シンプルな黒のジャケットに、シフォンシルクのブラウスを合わせました。

ボトムはセットアップのパンツでベーシックにまとめています。メンズライクな靴や時計を合わせて、上品にトレンドをプラス。ジャケットに合わせるアイテムは、全身の統一感を計算して選ぶことが大切です。

<シャツですっきりコーデ>
シャツはカジュアルにも正装にもなり、コーディネート次第で様々な雰囲気を楽しめるので、オフィスで大活躍するアイテムです。コンサバティブなシャツは、「今」らしく着る工夫をしましょう。
ほどよい抜け感を演出してくれるロングシャツ。シックなブルーでトロミと光沢のある素材を選びました。

襟がキリっと知的にまとめてくれます。だらしなく見えないよう、ロングタイプのシャツを着こなすコツは、スッキリとしたIラインを作ること。アクセサリーもシルエットに合わせてロングタイプを選びました。細いベルトが全体をキレイにまとめてくれます。

<シンプルなニットにスパイシーな小物をプラス>
シンプルなニットワンピースは、1枚あると便利です。カジュアルな雰囲気があるので、だらしなく見えないように、「きちんと感」は忘れないで。上質な素材でエレガントな印象のハイゲージニットがオススメです。袖周りや腰回りが毛羽立ったり、毛玉がないか、チェックを怠らないように。毛羽立ちや毛玉が気になったら、潔く部屋着にするくらいの気持ちでいましょう。
ロングシルエットのニットには濃いめのグリーンを選びました。すとんとしたシンプルなニットワンピには、パンツを合わせてもOK。重く見えないように、鮮やかなストールでトップにアクセントを持ってきました。スパイシーな小物をプラスすると「トレンド感」が出ます。

クローゼットに入りきらないほどの服は必要ありません。上質でシンプルなアイテムをそろえれば、アクセサリーを変えたり、差し色を加えたりすることで、何通りにも着こなすことができるからです。限られたワードローブからバリエーションを生み出すことが、おしゃれの醍醐味。オフィスでの「トレンド感」はワンポイントで充分。過度なおしゃれは、かえってマイナスになるので、どこかに一つ「今」を感じる要素を取り入れてみてください。
構成=セイバイアキコ、メイク指導=長田博文、撮影=高梨義之、モデル=風穴麻衣子(マロニエゲート)、衣装=コントワー・デ・コトニエ