「数年前に断ってしまった告白を後悔している」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは30代後半。数年前、失恋後に婚活を始め、すぐに素敵な男性と出会えたものの、当時は「もっと良い人がいるかもしれない」と思い、告白を断りました。しかし以来、彼を超える男性には出会えておらず、「自分の愚かさに後悔し、あの時ああしていればとモヤモヤする日々。こんな私に活をいれてください」とアドバイスを求めています。
「タラレバ話」は心の避難所。つらいときは浸ってしまおう!
結婚願望から目をそらさず、数年間、何十回も婚活を頑張ってきたトピ主さん。物事がうまくいかないつらさというのは、ちゃんと頑張っている人だけが感じるものです。今までの自分を、まずは褒めてあげてくださいね。
「過去にあったはずの結婚の可能性」に逃げ込みたくなる気持ちも、よくわかります。「タイプの男性が、結婚前提で告白してくれた」というのは、甘い思い出ですよね。「あの時ああしていれば」というタラレバ話に浸ってしまうのは、トピ主さんに今、元気がないからでしょう。そんなときは、存分に浸ってしまいましょう。思いきり泣いてもいいし、「私、現実逃避しているな〜」なんて、自分のことを笑って受け止めてあげてもいいと思います。
その上で、ちょっと考えてみてください。彼はトピ主さんにとって、本当に“それほどの相手”だったのでしょうか。人は過去に出会った異性を美化してしまうもの。断ってからすぐに「やっぱり彼がいい!」と気づいたならまだしも、数年も経って、しかも他の男性を何十人も見た上で、やっとトピ主さんは後悔を覚えた程度です。「その後の男性に比べれば、彼はマシだった」から思い出しているだけで、彼のことを特別に好きだった、というわけではないのでは?
おそらく見た目がタイプでも、当時のトピ主さんは、彼に十分には心を動かされなかったからこそ断ったのでしょう。お互いによく知り合う前の告白ですし、OKしていたところで、すぐに終わっていた可能性もあります。そんなふうに思えば、ちょっと冷静になれるかもしれません。
元気が戻ったら、「2つの将来プラン」を考えてみよう
気持ちが元気になったら、「今」そして「これから」に目を向けていきましょう。「もう子供も結婚も諦めかけている」とのことですが、そうであれば2つのプランを頭の中に持っておくのがおすすめです。ひとつは、いい人に出会えて結婚する「プランA」。もうひとつは、シングルで生きていく「プランB」です。
2つの選択肢を持っておくことは、何より“心の安定”につながります。こっちがダメでも、こっちがある。こっちがいいけど、こっちでも悪くない――。そんなふうに思える2つのプランを想定しつつ動いていきましょう。プランAのための活動も、プランBのための準備も、両方をしていくということです。
まずはプランAから。今まで数年間、「婚活」という方法でうまくいかなかったならば、別の手段も考えてみるのもひとつです。新しい異性ばかりではなく、友人を含め、既知の異性に少しでも気になる人がいれば、連絡を取って会ってみてはどうでしょうか。「タイプの異性」にこだわらず、「お互いに、一緒にいて楽しさや心地よさを感じられる相手」を視野に入れてみるのもいいと思います。
そしてプランB。婚活“だけ”をしてきたせいで、40代になったときの自分が何も持っていなかった!なんてことにはならないようにしたいですよね。「心を動かされる男性でなければ結婚したくない」と思っているならばなおさら、キャリア、マネー管理、好きなライフスタイルの構築など、「万が一ひとりでも充実して生きる術」を身につけておけば、人生に絶望せずには済むはず。趣味サークルなどは、プランA・B両方に有効だと思います。
「あせらず、おこらず、あきらめず」 自分の人生はあきらめないで
婚活がうまくいかないために、希望を失いかけている様子のトピ主さん。でも、そうして「絶望している」ほうが、実は人間にとってラクなことではないでしょうか。くじけそうな心を奮い立たせ、常に希望を持ち続ける、というのはなかなか難しいものです。でもだからこそ、その努力を続けて前向きに過ごしている人は魅力的ですし、そのうちに何かしらの宝物が見つけられるのではないかとも思うのです。
「あせらず、おこらず、あきらめず」。故・美空ひばりさんのこの言葉を、今のトピ主さんに贈りたいと思います。一度きりの、大切な自分の人生。「結婚しようがしまいが、私はいい人生を送るんだ!」。そんな決意の火だけは、胸にともし続けていきませんか? 応援しています。
発言小町のトピはこちら⇒「自業自得なのに後悔ばかり。未だ独身」
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