インドでマハラジャの撮影をしました。日本では「藩王」と訳されていますが、かつての領主、殿様のような方たちです。実は30年前に、究極の楽園を求めてインドに渡ったのが縁で知り合いました。その宮殿の隅々にいたるまで、この世のものとは思えない、夢のような時が流れています。 インドの北西に位置するジョードプル。ここにマハラジャが所有するメヘランガル・フォートと宮殿があります。夕刻、ライトアップされたフォートの風景。ここには博物館があって、一日に数万人の訪問客が訪れます。マハラジャはインド人の誇りなのです。 メヘランガル・フォートからウメイドバワン宮殿を望んだ風景。この間にはブルーシティーと呼ばれる町が広がっています。その名の通り、街全体がブルーです。人気漫画の舞台になっているとも言われ、日本人にも人気です。 ウメイドバワン宮殿のセンターホール。この宮殿は、マハラジャの住まいでもあり、一部がホテルとしても営業しています。まさに宮殿ホテル。世界のセレブが泊まっています。 ウメイドバワン宮殿のホテル地下にあるゾディアック・プール。アールデコ・スタイルの美しいプール。プールの隣にはスパも併設されています。まるで夢のような空間です。贅(ぜい)を尽くして造られたマハラジャの世界です。 マハラジャの姿やその宮殿を撮影した写真展を今夏に開きます。タイトルは「印度眩光」。インドのまばゆい光にあふれた世界という意味です。ポスターのメインに使用したのが、このメヘランガル・フォートの花の宮殿の写真です。ぜひ、この世界を写真展で楽しんで下さい。 ◆三好和義写真展「印度眩光」 7月25日〜8月13日ニコンプラザ新宿 8月21日〜9月8日ニコンプラザ大阪 Profile プロフィル 三好和義(みよし・かずよし) 写真家 1958年徳島県生まれ。「楽園」をテーマに、タヒチやハワイなどの南国の島々から日本の世界遺産まで幅広く撮影。84年当時最年少で木村伊兵衛賞を受賞。近著は世界中のリゾートを集めた「青の楽園へ」(PHP)。Amazonプライム・ビデオで「RAKUEN 三好和義と巡る楽園」を配信中。 Keywords 関連キーワードから探す #癒やしの楽園