立ちくらみ、視界が真っ白…原因は? 対処法はありますか

モヤモヤ・健康編

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読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

お店で下段の棚をのぞいて立ち上がった時や、腰を曲げて商品を選んで体を起こした時などに、立ちくらみがしたり視界が白くなったりします。「脳に血がいかなくなるし、当たり前」と思っていましたが、周囲はそうでもないようです。対処法はありますか。血圧は低めです。

心配なら受診して

「起立性低血圧」かもしれません。おっしゃる通り、立ちくらみは「脳に血がいかなくなった」ため。これが進行し、意識を一時的に失うことを失神といいます。

普段、脳に血液を送っているのは心臓です。心臓はポンプとして働き、心臓に血液が戻ることで全身に血液が送り出されています。

急に立ち上がると、血液は体の中心から足側に一気に移動します。心臓に戻る血液が減るために、血圧が低下し、脳への血液量も減ります。体内では様々な調整機能が働くので、血圧は下がり過ぎずに戻ります。しかし、この機能が働きにくいと、そのまま血圧が低下して立ちくらみや失神が起こります。これが起立性低血圧です。

このように、立ちくらみは血圧の低下に関連します。血圧は脱水や飲酒後に下がりやすいため、これらを避けましょう。ゆっくり立ち上がることも重要です。起立性低血圧自体が危険であることはまれですが、ご心配のようでしたら一度受診を検討してみてください。

脳に血がいかなくなる原因には不整脈や狭心症、弁膜症などの心臓病もあります。立ち上がっていないのにクラッとしたり、胸の痛みを伴ったりします。循環器専門医による治療が必要ですので、普段と違う立ちくらみがある時も受診をお勧めします。(河北総合病院循環器内科 片野皓介さん)

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片野 皓介
片野皓介(かたの・こうすけ)
循環器内科医、河北総合病院循環器内科医師

千葉大学卒。日本内科学会認定内科医。当院では、失神外来も担当している。

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