【お悩み相談】IT音痴で家族にバカにされ、自尊心が傷つきました

お悩みアドバイザー・野々村友紀子

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お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

夫と2人の子供を持つ30代後半の教員です。コロナ禍で、夫婦ともリモートワークになり、子供たちもオンライン授業でした。夫はIT企業に勤務しており、パソコンの接続やズーム会議など朝飯前にこなしていましたが、私はIT音痴でパソコンの操作など、夫に何度も教えてもらっていました。
交際のきっかけも、文系でIT音痴の私に、いろいろ教えてくれた理系の夫が頼もしく見えて、好きになったからです。一家4人で在宅の時もあり、ネット接続がうまくいかない時など、夫に教えてもらっていたのですが、何度か聞くうちに、「また? この間も教えたよね?」「何度言ったら覚えるの?」と、段々口調がきつくなってきました。
リモート授業の時、資料をなかなか出せずあたふたしていると、それを見た子供たちまで「ママ、かっこ悪~い!」「先生なのに、何やっているの?」と夫といっしょにバカにしてくるようになりました。 子供たちはプログラミングの授業があるので、もうパソコン操作は慣れたものです。以前なら子供たちの見る夫は、土日にリビングのソファでゴロゴロしていて、よく私から「もう! パパ、ちゃんとしてよ!」と、しかられていたのですが、今ではリモート会議でテキパキと部下に指示を出す姿を見て「パパかっこいい!」と言っています。
今や私と夫の評価が逆転してしまいました。 それから子供たちは、次第に私の言うことをきかなくなりました。家族からバカにされ、自尊心が傷ついています。どうしたら見返すことができるでしょうか?(ハンドルネーム・あまびえちゃん)

A:夫婦関係は勝ち負けで考えてはだめ

大手小町のお悩み相談に回答する放送作家の野々村友紀子さん

耳の痛い話です。放送作家の仕事をしている時に、よく近くにいるスタッフに「これ、どうやんの、教えて?」と気軽に聞いていました。忙しい時は聞いた方が楽で早いので、ついつい聞いていましたが、相談を読んですごく反省しています。毎回聞かれる方は、「またか、メモしてよ」とイラッとしていたでしょうね。

パソコンのサポートセンターに電話すると、なかなかつながらない上に、自動音声でたらい回しにされ、ストレスがたまりますよね。 わが家では去年の外出自粛中、夫婦ともリモートでの仕事が増えました。それまで夫はパソコンを持ったことがなかったのですが、5月に購入しました。その時は、パソコン初心者の夫から、操作についていろいろ「教えて」と聞かれ、つい「この間も教えたよね」とか「コピー・アンド・ペーストは、コピーがコントロールキーとC、貼り付けはコントロールキーVや! ちゃんとふせんにメモして貼っておき!」と言っていました。夫のパソコンの画面はふせんでいっぱいです。

でも、機械まわりに強いというか、のみ込みが早いというか、電化製品の接続などは夫の方が得意です。そういう時は、「すごいなー、パパはなんでもできるな」「いつもありがとね」と毎回、感謝の気持ちを伝え、ほめることを忘れません。ほめられた夫も悪い気はしないでしょうし、それを聞いた子供たちも「パパってすごいんだな」と尊敬して、パパの株もあがるでしょう。

「あまびえちゃん」さんも、それまでの夫婦関係が逆転し、自尊心が傷つきへこんでいるのかもしれませんが、夫婦関係は勝ち負けで考えてはいけません。苦手なことを教えてもらうことは負けとは思わず、プライドを捨てて教えてもらいましょう。教えてもらった時は、相手に感謝の言葉を伝え、持ち上げる。そうすれば、夫婦の関係もよくなるし、子供たちも仲のいいパパママの方が幸せではないでしょうか。

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野々村友紀子
野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)
放送作家

 1974年8月5日生まれ、大阪府出身。NSC大阪校11期。元お笑いタレント。夫は「2丁拳銃」の修士。近著に「ハッキリものを言って嫌われる人、好かれる人の伝え方」(クロスメディア・パブリッシング)

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