【お悩み相談】職場のアイドルだった私、夫にママと呼ばれショック

お悩みアドバイザー・押切もえ

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お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

夫と1人の子供を持つ20代後半の会社員です。10歳上の夫とは、社内結婚でした。自分で言うのもなんですが、入社当時私は、職場のアイドル的存在で、女性が少なかったこともあり、何人もの男性からいいよられていました。その中でもエリート候補であろうという夫と、半年の交際でスピード結婚をしました。
一昨年、結婚して4年目でやっと子供をさずかりました。現在夫は、フルリモートワークで一日中家にいるので、その分家事も増えました。今は、育児に必死な時期なので、次第に身なりに気を使わなくなりました。私は育休後、職場復帰することなく在宅勤務になったので、家の近所かスーパーぐらいしか行くところがなく、ワンマイルウェアしか着ていません。もちろんマスクの下はノーメイクです。
結婚前は甘い言葉で猛アタックしてきた夫ですが、最近では、態度が冷たくなりスキンシップも少なくなりました。結婚しても「ずっと下の名前で呼び合おうね」と約束していたのに、先日初めて「ママ!」呼ばれてショックです。「私はあなたのママじゃない!」と心の中で叫びました。こうして、次第に女性として見られなくなるのでしょうか? この気持ち分かってもらえるでしょうか?(ハンドルネーム・ますくまま)

A.「ママと呼ばないで」と言ってみては?

大手小町のお悩み相談に回答するモデルの押切もえさん

こんにちは。ご相談をありがとうございます。

お気持ち、わかりますよ。

子供ができると、夫婦二人きりだった時より「家族」としての役割も増えるし、多少であっても関係性は変化してきますよね。もちろん良いことも多く、悪いことばかりではないと思うのですが……。

我が家もとくに約束をしたわけではないものの、子供ができる前と同じ呼び方でお互いを呼び合っています。ただ、子供と話している延長で夫を呼ぶ時などについ、「パパ」と言ってしまうこともあります。それははずみというか、便宜上というか……。でも、今後も子供の親同士として向き合う時間が長くなってくれば、そんなことも増えてくるのかな、と。

私は、直接でも、メールなどでも、パパ呼びが続かないようになんとなく意識はしていますが……。きっとご主人も深い意味で言ったのではないと思うので、あまり気にしなくていいのではないでしょうか。「ますくまま」さんがどうしても「ママ呼びがイヤ!」というなら、もう一度約束を振り返って、お願いをしてもいいですね。

女性として見られなくなることに不安を抱かれている、ということですが、お子さんがまだ小さかったらなかなか自分のことに時間や手間を割くのは難しいですよね。私自身、子供が3歳になった今でも、プライベートの時はメイクをしない日が多いですし、自分のことはどうでもいいかな、と後回しになってしまうことがあります。

アメリカなどでは、週に1度、祖父母やシッターさんなどに子供を預けて、夫婦だけでディナーをする習慣があると聞いたことがあります。ディナーだけでなく、二人きりで旅行を楽しむご夫婦もいるとか。

それを聞いて、産前は「そんな生活もすてきだな」と思ったことがあります。でも私の場合、実際に子供ができると、「わざわざこのかわいい子を誰かに預けて出かけるのも心苦しい……」と、一切できませんでしたが……(笑)。

誰かに預けなくても、ちょっとした夫婦の時間を楽しむことはできないでしょうか。ご主人が在宅でのお仕事なら、お子さんがお昼寝をした間に夫婦二人だけでお茶の時間を楽しんでみるとか、赤ちゃんを抱っこひもで抱いてスーパーへ買い物に行く時だけでも、手をつないでみるとか……。

あとは単純にご自身の気分転換として、家でもお気に入りの服で過ごしてみるとか(よごれやシワが気にならない、洗えるような服が良いかもしれません)、近所の散歩でも好きな色の靴を履いてみるとか、メイクで少し遊んでみる……などはどうでしょう。

コロナ禍で、家族以外は誰にも会わない、という日がありますが、私の場合、そういう日でも、朝、眉だけでも描いたりすると一日の気分が違います。(私が単純だというのもありますが笑)

きっと子育てが大変なのはご主人も理解しているはず。もしかしたら、なんて声をかけていいのかわからないのかもしれませんよ。「ますくまま」さんご自身が小さなことでも楽しんでいたら、ご主人もその笑顔にまたほれ直す、なんてこともあるかもしれません。

子供ができる前とはまったく同じ関係でなくとも、一緒にいる時間が長くなることで、どんどん愛情の深まる夫婦になれたらうれしいですね。

押切もえ(おしきり・もえ)
モデル、小説家

 1979年生まれ。千葉県出身。雑誌「Popteen」などの読者モデルを経て、女性誌「CanCam」、「AneCan」の専属モデルとして活躍。2013年小説「浅き夢見し」で小説家デビュー。16年には小説「永遠とは違う一日」が山本周五郎賞にノミネートされた。15年、16年、17年と3年連続で「二科展」で入選するなど、多方面で才能を発揮している。

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