【お悩み相談】女性部下の気持ちが分からない…どうしたら良好な関係に戻れるのか

お悩みアドバイザー・丸田佳奈

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立・・・働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

私はアラフォーで、中小企業で管理職として働いています。部下は6人で、20代と30代の女性です。最近、その中の1人が私に反抗的な態度を取るようになりました。そしてその女性に同調した他のメンバーも、次第に何かと反発してくるようになりました。
原因が全く分からず、私からは何もリアクションせずに様子を見ている状況です。
彼女たちの会話に加わろうとすると、「私とは話が合わない」とばかりに全員が黙り込みます。以前は、世間話くらいはしていましたので、突然の変わり様に驚き、戸惑っています。
自分に原因があるかと考えましたが、心当たりもありません。このままだと、私の方がストレスでどうにかなりそうです。
何かアドバイスをいただけましたら、ありがたいです。
(ハンドルネーム:あさひ)

A:話が通じそうもない相手なら、無理に近づく必要はないでしょう

うーん、これは難しいですね……。あくまで私の経験ですが、自分に何も変化がなくても、女性は突然、急に何かが気に入らなくなり、こちらに嫌な感情を持つことがあります。そして、周囲の人たち、特に他の女性を巻き込んでグループで対立してくるということがある気がします。このような状況は、男性ではあまり見かけないように思います。集団で特定の人をはずしたり、職場へ必要以上に人間関係を持ち込んだりすることも少ないのではないでしょうか。過去に私も似たような体験をしました。

ただの友達関係なら放っておいて、気にしなければいいだけの話なのですが、あさひさんの場合は仕事に影響する可能性があり、ちょっと厄介かもしれません。

しかも相手は部下。仕事上とはいえ、あさひさんと相手にはすでに社会的な上下関係ができて、彼女たちは立場上、弱いポジションです。あさひさんに全く非がなくても、相手の感情によって一方的にパワハラと言われてしまったり、言いがかりをつけられてしまったりしやすいかもしれません。

人間関係を改善することを目標にするとハードルが高くなりますので、まずは最低限、今後も仕事に影響がでないように、というところを目標にしてみてはいかがでしょうか。

相手も一応社会人なので、「このままでも仕事には問題なさそう」ということであれば、気にしないようにして放っておき、仕事のみに徹しましょう。もしかしたら、彼女たちの反抗的な態度は、上司であるあさひさんの能力が高いことや向上心が高すぎると感じていることからきているのかもしれません。

職場の人間関係でお友達のように仲良くなる必要は全くないです。苦痛なら、仕事以外の会話や世間話にも参加しなくてよいです。「仲良くできないのが怖い」という感情があるのであれば、捨てましょう。もともと仕事のために一人ずつ集められた集団です。とても気が合って仲が良くなる確率の方が少ないでしょう。あさひさんから見て一見、6人が仲良く見えたとしても、実際はそれほど合うわけではないと思います。

一時的に彼女たちのあたりが強く感じても、時間とともに変化していくことも多いです。彼女たちに振り回されて気にするのが損ですし、気にしたら負けです。

さて、仕事に影響が出そうなケースも考えてみましょう。女性がグループで対立してくる場合、たいていあなたに強い感情を抱いているのはせいぜい1人か2人で、あとは誘導されているだけです。そこまで強い感情はないと思います。相談内容から見ると、中心となっている人物が特定できているようにも思います。6人からそれぞれキツイ態度をとられて振り回されていると思いますが、その他の人のことはあまり気にせず、中心となっているだろう人との関係を意識するとよいと思います。

その人が話が通じそうな相手であれば、会話をするとか、関係改善のためのアクションを起こすとかをしてみてはいかがでしょうか。

もし理解しあえなさそうでしたら、無理に近づく必要はないと思います。必要以上に関わらず、自分の落ち度を指摘されたり言いがかりをつけられたりしないように、あさひさんは自分の業務を完璧にすることに集中しましょう。将来的にトラブルになる可能性が高いと思えば、リスクマネジメントとしてあらかじめ第三者を巻き込んでおいてもよいと思います。

他には、簡単ではありませんが、職場に異性を入れるのもよいと思います。男性が加わった場合、その人は女性6人のグループに入る可能性はかなり少ないと思います。「あさひさんvs女性部下6人」の人間関係に興味がない人間が職場に入ることで、その対立構造は成り立ちにくくなります。人間関係が完全に改善しなかったとしても、業務を円滑に続けていくためにはよい方法だと思います。

ネットで同様の悩み相談を見ると、「逃げる」こと、つまり職場を変えることを提案している場合もありますが、私は逃げることには反対です。健康を害するくらいまでつらくなってしまった場合は別ですが、現状では逃げる必要はないように感じます。まして、あさひさんは管理職。すばらしいじゃないですか! 彼女たちのために捨ててしまうなんてばかばかしすぎます。

まずは、あさひさん自身の感情が振り回されないように、動じないように、冷静でいることが大切です。なかなか状況を変えることは難しいかもしれませんが、冷静になって見つめて仕事だけと割り切れれば、つらさはやわらぐでしょう。自分を強く持って、負けないでください。

丸田佳奈
丸田佳奈(まるた・かな)
産婦人科医、モデル、タレント

 1981年8月生まれ。北海道網走市出身。日本大学医学部医学科卒業。2007年度「ミス日本ネイチャー」を受賞する。現役の産婦人科医という立場から、テレビ・ラジオや雑誌などでコメンテーターとして活躍中。17年に第1子を出産。著書は「キレイの秘訣ひけつは女性ホルモン」(小学館)、「間違いだらけの産活」(学研プラス)。

あなたの悩み、アドバイザーに

相談してみませんか?

お悩み相談募集中

あわせて読みたい