【お悩み相談】画面に映る自分の顔が嫌い。リモート飲み会を断りたい

お悩みアドバイザー・谷生俊美

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お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

「人は見た目ではない」と言いますが、私は自分の顔や表情に全く自信が持てません。何より顔にコンプレックスがあり、そこを含め自分のことが好きになれません。新型コロナの感染拡大防止による外出自粛で、何度かリモート飲み会に誘われましたが、画面に映った自分の顔を見ることがとてもいやになり、それ以来、誘われても理由を付けて断るようになりました。顔の骨格は変えようがないので、余計に落ち込みます。それでも、効果のほどは分かりませんが、やらないよりはましと、毎日顔のマッサージをしています。他の人を見るとよけい輝いて見えて、自分と比べ落ち込んだり浮上したりを繰り返す日々です。気持ちの持ちように、何かよいアドバイスがあればお願いします。(ハンドルネーム・由美子)

A.「幸せスイッチ」を見つけて!

あえて断言します。「人は見た目です」。なぜなら、人間性や性格、それに感情などあらゆることが人の見た目に反映されるからです。初めて会った人を「感じいいな」とか「神経質そう」とか判断する際、その材料となるのは見た目や話し方、それに表情といった主に視覚で得られる情報です。自分に自信がなさそう、不機嫌そう、意地悪そう、などネガティブな印象を与えるのも、やはり多くは見た目なのです。……いきなり厳しいことを書いてしまいました。でも、本当のことです。それに、今の由美子さんに必要だと思う要素を含んでいると思うので、冒頭から率直にお伝えしました。

相談文を拝読し最初に思ったのは、自分に自信が持てなくなっている方なんだなということです。そしてその引き金を引く役割をコロナ禍が果たしたのでは、と感じました。「画面に映った自分の顔を見ることがとてもいやになり」という一文からは、リモートでの会議やコミュニケーションが主となった今の生活ならではの悩みだと思います。

リモートでのコミュニケーションは意外と疲れるものですし、対面よりもいろいろなことが気になり、ストレスを感じるものです。由美子さんもきっとストレスがたまっています。まずは、それを軽減する自分の「幸せスイッチ」をできるだけ多く見つけて、自分をねぎらってあげましょう。イライラを減らすことは、自然と笑顔を増やします。不満足や不機嫌な表情は、人を魅力的に見せません。それを意識してほしいと思います。「顔にコンプレックスがあり」とありますが、どんなに美しいと言われる人にも何かしらのコンプレックスはあるものです。私なんて生まれた性別がコンプレックスです。でも、コンプレックス自体は人を動かす原動力になるものだと私は思います。ネガティブに作用することが問題で、まさに「……そこを含め自分のことが好きになれません」という結論に至っていることこそが良くないのです。

ではどうすればいいのでしょうか? 結論をシンプルにお伝えすると、「なんでもやりましょう」。「……やらないよりはましと、毎日顔のマッサージをしています」という一文に私は希望を見ました。由美子さんは諦めていない。自分を変えること、少しでも自分のなりたい自分になる努力をされているのは、すばらしいと思います。画面に映る自分が特に気になるなら、いわゆる「女優ライト」を買って、自分がきれいに見える角度から照らして、リモート活動に臨めばいいのです。

当然、自分に似合うメイクをプロに教えてもらったり、由美子さんらしい髪形を探ったりする努力も必要でしょう。本当にどうしても変えたいなら、美容外科の助けを借りることだって私は全く否定しません。コストやリスクなど熟慮の上の判断であればですが。

もっと簡単にできることもあります。画像加工アプリの助けを借りるのは、すぐにできる対策です。大切なことは、由美子さんが骨格や顔の作りはもとより、「表情」にさえ自信が持てない状況を変えることです。表情は研究できますし、気の持ちようでいくらでも輝かせることができるからです。

人と比べるのはやめよう

もう一つ、大切なことをお伝えします。人と比べることはやめましょう。意味がないからです。あなたはあなたしかいない、だから価値があるのです。唯一無二。世界にあなたは一人しかいません。輝いている人を見たら、由美子さんもその人たちのように、あるいはもっと輝けば良いのです。そのためには、何より自分に自信を持つことが大事です。でもそんなに簡単ではないのも事実ですよね。だから、少なくとも、自分を肯定してあげましょう。たとえ少しずつでも、自己肯定感を積み重ねた先に、自分への自信が芽生え、育ち、いつの日か自分への自信にあふれた輝く人になれるはずです。それは、見た目に反映されるものです。だから「人は見た目」とは真実なのです。最後に、私がいつも大切にしている言葉を贈ります。 “ Embrace yourself. –自分を抱きしめて

谷生俊美(たにお・としみ)
 

日本テレビ映画事業部プロデューサー。神戸市出身。東京外国語大学、同大学院博士前期課程(修士課程)修了後、2000年、日本テレビに入社。報道記者として社会部、外報部(現・国際部)カイロ支局長を歴任。12年、編成局に異動し、「金曜ロードSHOW!」プロデューサーとして勤務。トランスジェンダー女性であることを明かし18年10月から「news zero」のゲストコメンテーターに。12月、事業局映画事業部に異動し、映画製作に関わる。

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