【お悩み相談】せっかく結婚までこぎ着けたのに新居でもめてます

お悩みアドバイザー・壇蜜

28歳会社員です。数年付き合っている彼と結婚することになりました。やっとここまでこぎつけた、とうれしい気持ちでいっぱいなのですが、新居をどこにするかで、現在、彼ともめています。
私の職場は神奈川なのですが、彼のオフィスは千葉にあります。中間地点をとって東京に住むことを考えて、物件を探してみました。けれど、交通の便が良いところは家賃が高くて手が出ません。彼は以前から「転職したい」と言っていたので、この際だからと思い、転職を勧めてみましたが、「そんな理由で転職したくない」と譲りません。
友人に相談したところ、私が妥協すべきだと言われました。他に何か方法がないのでしょうか。アドバイスをお願いします。
(ハンドルネーム:エリ)

A: 冷静に優しく交換条件を出していきましょう

今回のもめ事(?)で、エリさんに見えてきたことがあるのではないでしょうか。一つは、二人がお互いの職場の中間地点に住むには、まだまだ軍資金が必要なこと。二つ目は、彼が通勤にかける時間をかなり重要視していること。三つ目は、彼が転職に対してまだ不安で定まらない気持ちでいること……。そして最後は、もめても、やはりお互いに一緒にいたい気持ちはあるということ。

お金の話はお互いが働いて追々何とかするとして、お二人の職種や業務形態を知らない私からはせめて、「これから、どうすればエリさんの負担が減るか」を提案したいと思います。

まず、中間地点での暮らしが高くてかなわない現実、しかも転職に対して不安な気持ちがある彼に今回は譲歩してもらう(エリさんの職場に近い方に住むこと)のは、「稼ぎが悪くなりそうなムードになった上に譲るなんて」とすねられてしまいそうです。彼の器が小さいわけではありません。二人で今後生きることに対して、エリさん以上におびえているのです。自尊心を守るギリギリの状態といってもいいかもしれませんね。

エリさんはもめ事の中身を見据えて譲歩も覚悟しており、高いから中間地点を無理して選ばないという大人の見解ができています。もしもひどい負担でなかったら、通勤面での譲歩を認めて、代案を出してみてはいかがでしょうか。「火曜日と木曜日は忙しいから夕ご飯はお弁当」とか、「月曜朝のごみ出しはお願いします」とか。ざっくりと「家事を手伝って」ではなく曜日、時間、内容を決めて譲歩した分のお手伝いを頼んでみましょう。

お手伝いというと「男も家事やって当然でしょ」「家のこと、何でも女主導で考えないで」という意見もあると思いますが、エリさんという未来の花嫁を差し置いて一足お先にマリッジブルー気味のいっぱいいっぱいな未来の新郎には、これ以上強い口調で申告できませんよ。今の不安要素はきっと、未来も心配のタネになるでしょう。しかし、エリさんが今から冷静に優しく交換条件を出していけば、きっと応じながら彼は成長していきます。

壇蜜
壇蜜(だん・みつ)
タレント

 1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2」(文藝春秋)、「はんぶんのユウジと」(文藝春秋)、「壇蜜歳時記」(大和書房)、「死とエロスの旅」(集英社)など著書多数。猫と熱帯魚を飼っている。

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