求人票と契約書の内容が違う…サインをするのが不安です

モヤモヤ・働き方編

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正社員への転職を目指しています。求人票には「昇給あり、賞与年2回」「交通費全額支給」とあったのですが、雇用契約書は「昇給、賞与なし」「交通費上限あり」となっていました。サインするのは不安ですが、確認したら内定を取り消されるでしょうか。

A.疑問あれば確認を

求人票は「募集広告」です。内容を偽らないことなどを求める国の指針はありますが、雇用契約と内容が異なっても故意でなければ、違法ではありません。

契約書にサインすることは、その内容を承諾したことを意味します。あとから「求人票の内容と違う」と主張しても通常は認められませんので、少しでも疑問点があれば、必ずサインする前に会社に確認してください。求人票が手元に残っていれば、それを示して聞いてみてもいいでしょう。

労働基準法は、労働契約を結ぶ際、賃金や時間などの労働条件を書面などで明示しなければならないと定めています。もし、示されなかった場合にも、働き始める前に確認したほうが良いでしょう。

「頑張って正社員の内定を得たのに、波風を立てたくない」と考える気持ちもよくわかります。でも、求人票との違いを指摘されて内定を取り消すような会社だったら、そこで長く働けるでしょうか。

会社側も悪意があるわけではなく、求人を出した後に就業規則が変わったのかもしれません。会社と交渉し、求人票の条件に近づけるように労働条件を変更してもらえた事例もあります。

トラブルの際は、労働基準監督署などにある「総合労働相談コーナー」で相談できます。(特定社会保険労務士・須田美貴さん)

須田 美貴(すだ・みき)

1974年、京都府生まれ。東京理科大卒業後、教育、人材派遣、広告の各業界で様々な職を経験。2008年に東京都葛飾区で社会保険労務士として独立開業した。パワーハラスメント、セクシュアル・ハラスメント、解雇、賃金未払いなどの労働問題を主に扱っている。

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