大人なのにお漏らしにショック 今は外出が怖い

モヤモヤ・健康編

画像はイメージです

先日、どうしても尿意をがまんできなくなり、エレベーターの中でお漏らしをしてしまいました。途中で止めることもできず、30歳代半ばにもなって本当に情けないです。病院に行くと「過活動膀胱ぼうこう 」と言われました。薬はもらいましたが、今は外出するのが怖いです。

A.薬と体操で対応

大人になってからのお漏らし、とてもショックでしたね。私のクリニックにも、相談者と同じような出来事をきっかけに受診し、「まさか自分が……。恥ずかしいのですが」と、涙ながらにお話する人がいらっしゃいます。

診断された「過活動膀胱」の主な症状として、突然、がまんできない強い尿意を催す「尿意切迫感」があります。膀胱内に少量の尿がたまっただけでも、膀胱が過剰に反応して収縮することで起こるもので、頻尿になったりトイレに間に合わなくて漏れてしまったりします。

ほとんどは原因がわからないままで、ストレスで引き起こされることもあります。膀胱の収縮を抑える薬を飲むと、膀胱が広がって尿意切迫感が抑えられます。

また、骨盤を支えている骨盤 底筋ていきん が出産や加齢で弱くなることでも、尿漏れしやすくなります。 ちつ と肛門を締めたり緩めたりを繰り返す「骨盤底筋体操」をすると、改善することが多いとされています。

でも、またお漏らししたらどうしようと、友人とのお出かけや旅行に行けなかったり、職場でいつも心配だったりすると思います。お薬を続け、しっかりと体操することで少しずつ症状が安定してくるはずです。ご自身を信じてみてください。(自由が丘ウロケアクリニック・佐藤亜耶さん)

佐藤 亜耶
佐藤 亜耶(さとう・あや)

 2006年日本大学医学部卒業。医学博士。日本泌尿器科学会認定専門医。2008年日本大学医学部附属板橋病院泌尿器科医局入局。その後埼玉県立小児医療センターなど関連病院に勤務。妊娠・出産を経て、より女性と子供に寄り添った医療をしたいという思いが強くなり2019年に女性と子供のための泌尿器科「自由が丘ウロケアクリニック」を開業。現在は2児の母。

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