在宅勤務 時間外に仕事の指示、残業代は?

モヤモヤ・働き方編

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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自宅でのテレワークが増えましたが、上司が勤務時間に関係なく仕事の指示を出してきます。勤務時間外は仕事をしたくありません。働かねばならないのなら、残業代を払ってほしいのです。

A.対応すれば残業に

テレワークは働く場所がオフィスではなく、自宅になっただけなので、定められた労働時間を超えて働けば残業代が発生します。

テレワークの場合は勤務時間の管理が難しいので、使用者側が「管理できないから残業代出さないよ」などと言ってくることもあるでしょう。労働者の側も「自宅では集中できず、仕事があまりはかどらないから残業代を減らされてもしょうがない」という気持ちになってしまいやすいかもしれません。

ただ、月給制の場合、原則として給料は時間への対価なので、だらだらやろうが、途中で居眠りしようが、そのリスクは使用者側が負わなければなりません。集中しやすい環境を整えるのは使用者側の責任です。

残業代を請求するには、証拠を残しておくことです。例えば、ある時間に会社のメンバーとパソコン上で会議をしていた痕跡などです。「何時から何時まで」などと日記のようにメモしておくことでも有効な場合があります。

勤務時間外の上司からの指示についてですが、指示に従って対応しているのであれば、その対応時間は労働時間です。理屈としては残業時間としてカウントすべきですが、指示の時間帯や内容にもよるので、ケース・バイ・ケースです。(弁護士・渡辺祐介さん)

渡辺祐介
渡辺 祐介(わたなべ・ゆうすけ)

大学卒業後、システムエンジニアとしてIT企業に勤務。弁護士に転身後、東京都内の法律事務所勤務を経て、2019年1月にワールド法律会計事務所(東京都中央区)を設立した。労働問題や相続案件などを手がける。東京弁護士会所属。趣味・特技はバスケットボール。

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