【お悩み相談】母親になれないなら、せめて女性として生きていきたい

お悩みアドバイザー・壇蜜

結婚5年目の30代女性です。私は夫を男性として見られなくなりました。離婚をすべきなのかどうか迷っています。
結婚当初、夫も協力して妊活をしていました。けれどうまくいかず、現在はセックスレスです。今、思い返せば、妊活している時、私は夫の気持ちを理解しようとせず、自分の気持ちだけを主張していました。
その後、夫が転勤になり、お互いに新しい場所での仕事や人間関係の構築に必死でした。私も妊活より、自分の転勤先での生活を優先していました。子供が欲しかったのですが、自分から夫に気持ちを伝えることが怖かったり、真剣に話そうとしてもちゃかされたりしたので、徐々に話すタイミングも気持ちもなくなってしまいました。
新しい土地での楽しさに癒やしを求め、夫婦間でのさまざまな問題に向き合うことから逃げていました。気がつけば、夫に求められることがあった時にも、彼の自分本位な欲求を受け入れたくないと思っています。
ただ、まだ30代後半の私としては、「このまま女性でもなく、母親にもならない人生だったらどうしよう」という不安があります。
夫が嫌いなわけではありません。情もあります。普段は仲の良い夫婦ですし、周囲にもそう思われています。でも正直、私は夫を男性としては求めていないのです。母親になれないなら、せめて女性として生きていきたいと思います。はっきり夫に「好きではない」と伝えるべきでしょうか? それとも、自由があり楽しいこともある現在の生活に満足するべきなのでしょうか? アドバイスをお願いします。
(ハンドルネーム:喫茶珈)

A: 並んで前を向いて歩くことは、今後のあるべき姿を探すヒント

結婚5年目。新婚さんでもない、いわゆる中堅夫婦ともいいましょうか……。きっと二人でいる時間も増えて、情報もやることも多く、たくさんの刺激を吸収する時期だと信じています。

しかし、妊活に転勤にと大変なことが続いて、気持ちが休まる暇もないほどの刺激だったようですね。そんな中、喫茶珈さんとパートナーさんがなんとかお体健やかにいられているようで……。私としては「よくぞご無事で」と言いたいところです。体調を大きく崩されなかったのは、まずはラッキーと思いましょう。

忙しさや自分の「こうしたい」という気持ちにかまけてしまい、パートナーさんの心に触れる機会を逃してしまったのでは……と思うところも、喫茶珈さんが実は「パートナーを好きではない」とは言い切れない部分なのでしょうね。この気持ちを封じて喫茶珈さんだけの「母親になれないなら、せめて女性として……」の思いを率先させ、「好きではないの。別れましょう」と伝えることの何ともったいないことか! 今こそ問題に向き合うチャンスなのだと考えます。

しかし、問題に向き合うといって、侃々諤々かんかんがくがく激しい意見のぶつけ合いは喫茶珈さんとパートナーさんの性に合わないような気がします。ご時世がご時世なので今は難しいかもしれませんが、ふとしたときに一緒に歩いたり、どこかに行ったりする最中などで、いい天気の中、手をつないで、「デート」をしながら、「これからどうしようか…」とポツリポツリ話してみてはどうでしょう。並んで前を向いて歩くことは二人のこれからのあるべき姿を探すヒントになるかもしれません。

女性でも母親でもない……。そんな二つのことだけで喫茶珈さんはしばられませんよ。女性の前に、母親の前に、パートナーを選んだ貴女あなたにもどってみましょう。

壇蜜
壇蜜(だん・みつ)
タレント

 1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2」(文藝春秋)、「はんぶんのユウジと」(文藝春秋)、「壇蜜歳時記」(大和書房)、「死とエロスの旅」(集英社)など著書多数。猫と熱帯魚を飼っている。

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