【お悩み相談】夢見る夫を応援したい…でも生活の事も考えてほしい

お悩みアドバイザー・Drまあや

30代後半の会社員です。結婚して10年、小学校低学年の子どもがいます。相談は同じ年の夫についてです。
彼はアーティストで、出会った頃からずっと「アーティストとして大成したい」という夢を追い続けています。
そんな彼を私は見守り、応援したくて、今まで家計を支えるために働いてきました。
私は一度転職していて退職金もあったため、生活も安定していたし、私もできるだけ残業をしてきました。彼ももちろん働いてはいるのですが、お給料は安いです。そして、自分のキャリアにプラスにならない小さい仕事をやりません。
最近、退職金も底をつき、これから子どもの教育費にお金がかかるようになってくる現実に直面し、この形でいいのだろうかと思い始めました。
夫には夢をあきらめてほしくはありません。でも、もう少し仕事を選ばないでほしいなとも思っています。どうしたらいいのでしょうか。
(ハンドルネーム:遙)

A: 夢の実現をどこまでサポートできるのかを現実的に判断しましょう

「そんな旦那、別れなさい! もう一人の人生じゃないのに、自分のやりたいことだけやって、家庭のことを考えられない旦那なんかと一緒にいる意味はない!」

一般的に見て、このように答える人々が多いのではないでしょうか。結婚というのは、二人だけの問題だけではなく、家族みんなのことを考えないといけませんね。特にお金に関しては、「夫の収入も少なくて、貯金も底を突く状況なのに、我が家の生計は、これからどうするつもりなの?」などとシビアな現実に直面するようになります。

それを踏まえつつ、昭和的なことを言いますと、「惚れた弱み」で、夫の才能を信じて、とことん付き合い、ひたすら支え続ける。そのためには、遙さんが家計を支える働き手になり、夫の収入はあてにしない。その代わり、夫の家事の分担を今よりも増やしてもらう――。このような提案をまず考えました。

ただ、こういう男性は、自分のこと以外に時間を使うことも嫌がるかもしれません。「家事を手伝って」とお願いしてもすんなり受けてくれるか、厳しいようにも思います。ここも、話し合いを行い、家事分担を受け入れてもらえるかどうか、というところですね。

自分のやりたいことをいくつもやっている私の立場で考えますと、他人をむやみに巻き込むわけにいかない、と考えています。でも、もし、自宅の家事や社会生活における煩わしいことを代わりにやってくれる人がいたら便利だろうな……と考えることはあります。ひょっとしたら、夫は遙さんのことを「稼ぐ家政婦」として扱っているのかもしれません。
 
夫が仕事を選んでいることに関してですが、私はアーティストとして、「自分のやりたいと思った仕事で」成功したい、という彼の気持ちはよくわかります。

アーティストという職業では、その活動の対価を得ることは決して簡単ではありません。自分の作りたいものを制作して稼げれば、これほどうれしいことはないのですが、現実にはなかなかそうはいきません。自分が自信を持って作った作品が全く売れないということもよくある話です。売れるために、自分を曲げて制作したにもかかわらず、結果が出ないだけでなく、「アーティストとしての芯が通っていない」とイメージ付けされるかもしれない。そんなジレンマを常に抱えています。

そんなジレンマと戦いながら仕事をしている最中に、たとえば「もっとお金になる作品を作りなさいよ」などと言われると、かなり腹が立つと思います。そうなると、話し合いにならなくなるかもしれないので、遙さんが夫と話し合いをする際には、彼が仕事を選んでいる事実は指摘せず、あくまでも今後の生活設計や子育てのことだけ絞ったほうが良いと思います。

その際に、夫が自分の夢に遙さんを巻き込んでいることを認識し、「付き合わせてごめん。支えてくれてありがとう」などと言葉や態度で示してくれたら、遙さんももう少しがんばれるのではないでしょうか。彼はどのように考えているのかを知るチャンスですし、どこまで彼の夢の実現に向かってサポートできるのかを判断するターニングポイントでもあると思います。まずは、しっかりと話し合いましょう。

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