【お悩み相談】若い子の話題についていけず、職場で浮いてしまう…どうすればいい?

お悩みアドバイザー・谷生俊美

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職場に最近、若い子が増え、おばさんは話題についていけないことが多くなってしまいました。そのため、職場で一人、浮いている気がします。分からない話題の時、どのように振る舞えばよいかわかりません。私だけ席が離れていることもあり、聞くに聞けない状況です。一人黙々と仕事をして、その場をやり過ごしています。例えば、よく知らないブランドの話や、有名なスイーツのお店の話など、そんな話題が出たらどうしようと思うと、話すのがおっくうになってきてしまいました。席が近ければ気軽に「それって何なの?」などと聞けると思うのですが、私一人知らないのは恥ずかしい気持ちもあります。落ち着いた職場に転職しようかとさえ思ってしまいます。(ハンドルネーム・まっきーさん)

自分の人生経験を尊重して

ご相談文を拝読し、まっきーさんは周囲に気を使い、円滑なコミュニケーションを心掛ける優しい方なんだと感じました。これまでも職場では人間関係に気を使い、基本的にどんな話題にもついていく、あるいは少なくとも対応する姿勢を続けてこられたんだと推察します。環境の変化でそのやり方が思うように通用せず、ストレスをためていらっしゃるのですね。確かに、職場の人間関係は複雑化せず、ストレスフリーでいきたいものですよね、よくわかります……。その上で、改善に向けて出来るのでは、と思ったことを書かせていただきますね。

まず、「おばさんは話題についていけない」とありますが、結論は、ついていかずともいいのです! 無理についていこうとして時間やエネルギーを費やすことは、人生の無駄です。それよりも、あなたらしくいることを最優先しましょう。少し気になるのは、ご相談文の端々に「若い子」たちこそ価値が高く、「おばさん」たちはそれほどでもない、という「思い込み」が感じられることです。

あるいは若いメンバーが多数派なので、そう感じてしまうのかもしれませんが、人生経験を重ねた女性(男性でも)の方が「若い子」よりも優れた知見やセンスを持っていることも多いのですから、あなた自身に自信を持つことをお勧めします。だから、「『よく知らないブランド』や『有名なスイーツのお店』の話が出たらどうしよう……」とドキドキすることも、やめましょう。トレンドにキャッチアップしている自分を演出する必要は全くないからです。SNS映えや、短いスマホ動画の制作に関心がないなら、それでいいのです。ただし、本当に興味があり、気になるなら、正直に聞けばいいだけのことです。 

次に、「職場で一人、浮いている気がします」とありますが、本当に「浮いている」のでしょうか? 仕事とは関係ない何げない会話で盛り上がることが「仲間に溶け込む」と捉えられている気がして、「気にし過ぎなのでは?」と心配しています。職場は友達付き合いをする場ではなく、社会的な生産活動をするところなので、基本、「黙々と仕事をする」でいいと思います。ただ、「一人知らないのも恥ずかしい」とストレスを感じてしまうのなら、お茶をいれに行くときなど、タイミングを見計らって、気になった話題についてだけ、さらりと絡んでみてはいかがでしょうか? 会話をする中で、「あ、この子とは気が合うな」という人とより頻繁にコミュニケーションをすれば、「浮いている」感覚も減っていくと思います。

最後に。ジェネレーションギャップはありますし、様々な環境の変化で年下の人たちと話が合わなくなってくるのは、当然のことです。ただし、世代は違っても、ウマが合ったり、共通の趣味があるなどして、話が合う人はきっといるはずです。何より大切なのは、周囲に流されることなく自分自身をしっかり持って、笑顔を忘れず、周囲と自然なコミュニケーションをはかることではないでしょうか。その上で、今の仕事自体に愛着を持てなくなり、他により良い環境があると判断すれば、真剣に転職を検討されればいいと思います。どうか、まずはあまり周囲を気にし過ぎず、人生経験を重ねた自分自身を尊重してください。よりストレスの少ない職場環境に近づけることを祈っています。

谷生俊美(たにお・としみ)
 

日本テレビ映画事業部プロデューサー。神戸市出身。東京外国語大学、同大学院博士前期課程(修士課程)修了後、2000年、日本テレビに入社。報道記者として社会部、外報部(現・国際部)カイロ支局長を歴任。12年、編成局に異動し、「金曜ロードSHOW!」プロデューサーとして勤務。トランスジェンダー女性であることを明かし18年10月から「news zero」のゲストコメンテーターに。12月、事業局映画事業部に異動し、映画製作に関わる。

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ペナルティーを増やしても浮気する懲りない夫。でも別れたくない
平凡に見られるのがいやで、つい見栄を張ってしまい疲れます
転職を繰り返す夫を尊敬できません。正直大嫌いです