【お悩み相談】女性は私だけ。完全な男社会で理系女子が希望を持って生きるにはどうすればいい?

お悩みアドバイザー・Drまあや

イラスト・Drまあや

 私はエンジニアの仕事をしています。100人ほどの部署で私以外、すべて男性。完全な男社会です。他に「補助」の業種の方々がおり、そこはすべて女性です。エンジニアの女性は雑に扱われ、補助業務の女性たちはもてはやされます。エンジニアは理系出身で、補助業務の方々は違います。
 高校時代から理系だから可愛かわいくない、理系だから女じゃない、などと言われ、自分が女性であることに嫌悪を感じるほどに追い込まれていました。
 会社に入ればそういった差別もなくなるだろうと考えていたのですが、違いました。他の女性と同じように、興味のある仕事に就いただけなのに。理系の女性がなぜ、女性として生きてはいけないような扱いを受けるのでしょうか。女性として胸を張って生きていきたい……そう感じています。女性なのにエンジニアになったことが間違いなのでしょうか。日本で女性に生まれたことを後悔しています。(ハンドルネーム・なみえ)

 A.自分の望む立ち位置はどこ? 見極めてから、そこに向かって楽しく働いていくんだ!

 日本社会に差別やハラスメントの概念が広がりつつありますが、まだまだ社会には根強く問題が山積しているのでしょう。しかし、両極端な環境、ほぼ男性の職場だと男性が働きやすい環境、ほぼ女性だと女性が働きやすい環境になりがちなのは仕方ない部分もあるのかな、と思います。学校でも、女子校と男子校では雰囲気違いますよね。

 なみえさんの部署が男性100:女性1なのだとしたら、これはもう、女性がいたことさえ忘れ去られても仕方ないような気もします。これが女性100:男子1だと、また別の気を使うところが多く、大変そうですがね。

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 私は高校時代も大学も共学でしたが、医者を目指す理系だったので、ずっと男性が多い環境でした。しかし、医者になり、病院という組織で働いてみると、看護師さんや事務員さんなどは女性が多く、女性社会です。

 そんな男性社会、女性社会それぞれをそれなりに経験してきた私の見解をお話ししたいと思います。

 まず、なみえさんは職場でどのような扱いを受けたいのでしょうか? 自分のことも、他の事務員の皆さんのように、女性としてちやほやしてほしいのでしょうか? 

 だとしたら、周りの問題ではなく、自分自身が女性としての魅力を身につけ、女性として生きる意識を持つことを優先した方がいいと思います。ファッションや髪形、ちょっとした女性らしい心遣い、所作などに意識を向け、時に男性陣に甘えて、そしてちょっとした「スキ」と「ミステリアスさ」を日常に散りばめることでしょうか。

 最近のリケジョも、進化してそれなりにはオシャレになっているのでしょうが、それでも「キラキラ文系女子」と比べると、まだまだ女子力では及ばず、だと思うのです。どんなタイミングで、どのように駆け引きをするか、まずは補助業務の女性陣を見習ってみて、テクニックを盗むしかないですね。

 また、日々の過ごし方としては、仕事場で男性と「対等」に過ごすのは仕方ないとしても、飲み会などでは、男性陣の中でひたすらニコニコ笑って話を聞いて、決してマウントを取ったりしない。ほどよくお酒を飲む。仕事をしている時と、飲み会や普段の雰囲気を変えて、「ギャップえ」とか演出してみるのもいいかもしれません。

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 逆に、男女平等に扱われたいとしたら?

 対等に見てもらうためには、どうしても周囲と時に戦い、時に手を取り合って、仕事をしていくことになります。「男性だから」とか「女性だから」ではなく、「企業戦士」として日々過ごすことになります。

 しかし、なみえさんが感じている不満は、なぜ日本の会社は、「企業戦士」としての女性を女性として扱ってくれないのか?という疑問もあると思います。具体的にどのように女性として扱われないのかわかりませんが、残念ながら、一部の日本男性はプライドの高いところがあり、職場で自分と同等、あるいはそれ以上の成績を残す女性をよく思わない方もいる気がします。

 他の先進国の方が、日本よりも女性が女性らしく過ごしながら、仕事場でも自分の意見をしっかり持ち、自分らしく働くことが浸透しているように思います。出世する女性も増えていて、社会進出しやすい環境が整っているようですね。でも、欧米諸国は、日本以上に人種差別や宗教差別なども複雑に入り組んでいて、厄介なのかもしれません。

 私は、仕事場で恋愛することは悪いことではないと思っておりますが、自分自身は、「女性として扱われる」のは働きにくいと思っていました。自分の中の「女性」の部分をなるべくなくして、「人間」として職場にいられるように働いてきました。男性陣の中にいるときは、男性になった気分で話を聞き、時に女性代表として意見を述べ、女性陣の中にいるときは、女性に戻って、時に男性陣の代弁もしつつ・・・・・・、とまぁ、いろいろ立ち位置を変えながら会話ができて、面白いし、考えさせられます。

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 なみえさんの場合、きっと、男性側からすると、男性100:女性1という環境の中で、唯一の女性社員にどのように接するか、やっぱり気を使っていると思いますよ。あえて、他の男性社員と変わらないような振る舞いをして、日々、同じ部署に「女性が職場にいる」ことを感じないように、あえてそういう意識にして接しているのかもしれませんよ。

 結局、なみえさん自身が、「女性だから〜」「男性だから〜」と、こだわっているところがある気もします。今のままでも、男性の中でエンジニアとして頑張っているなみえさんが素敵すてき、という可能性は十分にあります! 昔よりは社会進出している女性が認められつつあるし、共働きでないと生きていけない世の中だったりしますから。「男性陣100人の中で、女性一人働いている私、超カッコイイ!」「この中で、誰よりも輝いてやるっ!」と息巻いて、堂々と女性企業戦士として、楽しく働いて結果を残してください。