37歳の女性。3人の子どもに恵まれましたが、私が30代のうちに4人目の妊娠を希望しています。夫も子どもを望んでいるのですが、親の介護や私たちが自営業であることを考えた時に、不安になります。仕事はありがたいことに順調で、貯蓄もしていますが、先はわかりません。将来は双方の親の介護にも直面します。私が一番不安に感じるのは、いつか手が回らなくなった時に、大変さは想像できたのになぜ4人も産んだのかと、周りから責められるのではないかということです。「自己責任」と言われるのが怖いです。育児も介護も、必要なサポートは受けていきたいですが、それは甘えた考えでしょうか?(ハンドルネーム:ももんが)
A:一生懸命なあなたを応援します「自己責任」論者は放っておいて
4人目、いいですねえ!! あなたは、「4人目の妊娠を希望しています」とはっきり書いています。ならば、心から4人目を持たれることを応援します。
我が家は娘が2人、育児をする中でたくさんのお父さんお母さんと知り合いましたが、子どもは3人以上で初めて「本当の親」になるんだなあと感じてきました。それだけ、たくさんのお子さんを持った親は賢く素敵に見えました。
我が家のご近所に6人のお子さんを持つお母さんがいて「1人目は構いすぎ、2人目は放任しすぎ、3人目からやっといい子育てができるようになった」と言っておられたのが印象的でした。それに子どもが4人ならママ友も4倍ですよね。
介護はみんなで、きょうだいの結束も
心配事は何でしょう。「介護」は確かに心配です。でも、介護の大変さは、子どもが一人でも同じです。介護保険などのサービスを使いながら、みんなで協力していくのが今の介護の在り方です。あなたの考え方は正しいと思います。
上の子どもたちが大きくなるにつれ、きょうだいで結束して、助け合って家を守ってくれるでしょう。我が家は共働きで、長時間労働でした。「だから子どもは1人で」という選択をする人もいましたが、そういう家庭だからこそ、助け合えるきょうだいがいた方がよいのではと思って2人目を生みました。3人目まで行けなかったのが残念ですが、きょうだいがいてよかったというのが我が家の実感です。
さて、あなたの一番の心配、「周りから『自己責任』と責められるのではないか」ということについてはどうでしょう。私は、無視するのが一番だと思います。こういうことを言う人は、実は、あなたの子どもが1人でも、2人でも、あなたの介護を手伝ってくれたりはしません。その時はまた別の理由を見つけて、あなたのことを責めて、手助けをしない人たちです。
自己責任と言う人は手伝ってくれない
シチュエーションは違いますが、私が無実の罪で裁判を闘っていたとき、多くの人が私を助けてくれました。「それまでに、その人たちを助けていたから、今度はその人たちが応援してくれたんでしょう」とよく聞かれましたが、実際はその逆。私を応援してくれたのは、それまで仕事や様々な場面で私を助けてくれていた人たちでした。仕事を一生懸命やっているから応援してやろう、今度は裁判を必死で闘っているから、やっぱり応援してやろうと思ってくれたようです。
今、あなたは夫とともに一生懸命子育てをし、仕事に励み、賢く将来のために貯蓄もしています。そういうことを理解して応援してくれる人が、介護やこれからの人生の様々な場面で応援をしてくれる人です。「自己責任」などという人はどんな時も手伝ってはくれません。そういう人とは、喧嘩する必要もないので、放っておきましょう。
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