恥ずかしい過去、今の彼にどこまで言う?

お悩み相談アドバイザー壇蜜

 結婚したい彼がいます。結婚前にどこまで彼に過去を話した方が良いのか悩んでいます。例えば、若い頃に少しおかしな付き合い方をしてしまい(恥ずかしい写真を撮って送り合った)、周りの人に見せられ、面白おかしく話題になってしまいました。地元の友人とはいまだに仲がよく、彼にバレてしまうこともあるかもしれません。他にも悪ふざけのシーンを動画で撮ったり、高校の頃に仲が悪かった友人を仲間はずれにしてしまったりなど、昔の過ちを、正直に言うべきでしょうか?言うのも、言わないのも良い気がしません。(ハンドルネーム:ノムラ)

若気の至り私にも……暴露に怯えるよりひたむきに「今の幸せ」を

 とある漫画の中での話です。体に魔法をかけられて、いつかは恐ろしい怪物になってしまうという戦士たちが、その「いつか」に怯えて何も出来なくなってしまいました。敵と戦うことも大事な人を守ることもできない、いっそ命を絶った方が……そこまで思い詰める彼らを救ったのは、同じように魔法をかけられた、彼らよりもずっと年下の戦士でした。「いつかは、今じゃないよ」と諭す幼い戦士の言葉とひたむきな姿に、戦士たちはまた立ち上がる……。

  若気の至りは多くの人にあります。私にもあります。至りすぎて暴露されることを怯える時期もありましたが、それ以上に今を生きること、大切な人のために粛々と仕事をすることに価値があると思っているから、現在はそれほど怯えていません。

 ノムラさんも今考えても仕方ない過去のことに捕らわれて、恋人と幸せになるチャンスを自ら無下にしないでほしいのです。ノムラさんが言うのも、言わないのも良い気がしないなら、それは過去にした「不適切なこと」を反省しているということです。その反省を今後の粛々と生きることの背景にしてはいかがでしょう。

 すでにノムラさんは苦しんでいます。語らず胸に刻む苦しさがあるなら、閉ざしておくことも悪いことではないでしょう。

  もしも何かを暴露されても、取り繕ったり、言い訳したりせず、どうか冷静でいてください。彼の判断に委ねることはつらいかもしれませんが、今のノムラさんを好きになってくれた彼への感謝と「もう昔みたいなことはしない」という気持ちがあれば、暴露をはね返せるかもしれません。いつかの影に怯えず、共に生きましょう。

壇蜜
壇蜜(だん・みつ)
タレント

 1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「壇蜜日記」「壇蜜歳時記」など著書多数。最新写真集は「あなたに祈りを」。猫と熱帯魚を飼っている。

 

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