【お悩み相談】宙ぶらりんの賃貸暮らし マンションを買うか迷います

お悩み相談アドバイザー壇蜜

 賃貸マンションに一人で住んでいます。東京都内だと家賃も高いので、ローンを組んでマンションを買おうかとも思っています。ただ、この先どうなるのか、未来が見えません。転勤があるかもしれないし、結婚もするかもしれない、会社だって大丈夫かわからない。マンションを買ってしまうと、そこに縛られてしまうし、ご近所がいい人かどうかもわからない。決めてしまうのが怖いのです。何かきっかけがあればとも思うのですが、そんなこともないまま、ずるずると同じマンションに住み続けています。家賃や更新料がもったいないという声も聞くのですが、なんだか宙ぶらりんの気持ちのまま、30代を過ごしていていいのか迷います。(ハンドルネーム:ふみ)

A:誰もが生きているうちは宙ぶらりん、迷ううちに決断が見つかります

 ご相談ありがとうございます。現在ふみさんは賃貸にお住まいのまま迷っていらっしゃるご様子。ふみさんのように「AかBかで決めかねているけど、今の自分はAの状況に身を置いている」という方は多いような気がします。

 今何となく勤めをしながらも「いつかは転職」を考えているが、リスクを想像するとこのままでもいいのかもと立ち止まってしまう……だったり、今何となく結婚してはいるが「いつかは離婚」を考えてみたものの、経済的安定の崩壊を想像するとこのままでもいいのかもと決断が揺らぐ……だったり。悩む項目は違えど「今の状況から踏み出せない。だってリスクがあるもの」と考えている方はたくさんいらっしゃいます。

 ふみさんはご自分を宙ぶらりんなんておっしゃいますが、誰しもが生きている上で「どうしよう」に直面して常に迷って宙ぶらりんですよ。毎日ブーラブラ(笑)。迷うということは自然で、自分をよく知る手段になっているので悪い事ではない、ということをまず受け入れて下されば幸いです。

 そんな時は、決断までの道のりに「補助」をつけてみてはどうでしょう。補助の目標です。散策を兼ねて徹底的に住みたい場所を調査して、リサーチができたらマンション購入とか、狂おしいほどの恋に落ちて、近隣がどんな環境でも構わずその人と一生を添い遂げたくなったらマンション購入……とか。今の環境だけではどうしても決められないのなら、「~したら、~できたらマンション買うぞ」と掲げてみれば、その補助目標がクリアできたときに「マンション購入」が自分にとってどんな意味があるのかが見えてくるはずです。目標達成したけど、やっぱり買わない……も立派な判断ですよ。たとえ時間はかかってもその決断にきっと揺るぎはないでしょう。

 家賃なんて無駄、と言ってくる者にはこう伝えましょう。「大人になれば、どんな時間も空間も有限で有料なのよ。無駄と思えばソレマデヨ」と。無駄と考えず悩むふみさんは、「家賃ムダムダ思考でそのまま停止している人」より幸せです。

壇蜜
壇蜜(だん・みつ)
タレント

 1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「壇蜜日記」「壇蜜歳時記」など著書多数。最新写真集は「あなたに祈りを」。猫と熱帯魚を飼っている。

 

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