【お悩み相談】何のために働くの? 何のために生きているの? 30代なのに、思春期のように悩む私

お悩み相談アドバイザー・Drまあや

 入社した頃は、「仕事頑張るぞ!」と、毎日遅くまで働き、周囲に認められることに充実感を覚えていました。
 しかし、最近、身を削って働いて、社内で昇進することに、疑問を感じています。 一歩会社を出たら、肩書は、何の役にも立たないですから。
 自分はいったい何のために生きているんだろう、と、思春期のような悩みを持つようになってしまいました。
 もう、30歳も過ぎているというのに。
 何か、ご意見を頂戴できるとうれしいです。
(ハンドルネーム:緑茶)

A.「自分の優先事項を見極めよう」

 ズバリ!「自分が最優先にしたい選択肢が、現時点で何か?」考えることでしょうね。
仕事をし始めた時は、きっと早く社会に馴染なじむために、上司の言われるままに必死に働き、経験の少ない中で、自分がどういうふうに動けばいいのか、考えつつもほとんどが受動的に働いていたと思います。しかし、経験を重ね、昇進するにつれて、能動的な動きが求められるようになります。この辺で、相談者のように悩み出すんですよね。私もそうでした。

 こういう時は、シンプルに何を優先させるか、考えてみましょう。

 一般的な選択肢として、
(1)仕事、(2)恋愛・結婚、(3)家族、(4)健康・自分磨き、(5)趣味、(6)お金、(7)やりがい、(8)性欲、(9)友人、(10)睡眠、(11) 旅行、(12)食事、(13)夢、(14)何もしない・最低限の生活 などなど、適当に並べた選択肢です。

 例えば、私が中学生の時に医者になろうと決断した時の優先させた順位は
(1)仕事、(7)やりがい、(6)お金 の順位でした。それを目標に、勉強を頑張りました。

 そのため、キラキラした、リア充な青春生活はできませんでした。(2)恋愛・結婚の選択肢を捨てたのです。

 そして、34歳でロンドン留学に行くのですが、その決断をした時に、優先させた選択肢は、(13)夢、(7)やりがい、(1)仕事、(6)お金に変わりました。

 このように、迷った時は、何を優先させるかを考えれば、見えてくる部分はあり、その時々で優先順位が変わってもおかしくないし、逆に変わらずに、自分はどうしてもこれだけは譲れない、ということを貫き通すことも問題ないと思うのです。

 社内で昇進することに疑問を感じた時に、自分の人生において、昇進することのメリット・デメリットを「仕事」と他の選択肢を比較して考えることでしょうね。例えば、メリットは、昇進すると、給料も上がり、自分のやってみたかった仕事ができる可能性があり、やりがいが出てきて、仕事が充実してくる。一方で、デメリットは、責任が重くなり、うまくいかなかった時に、一気にやりがいを失う可能性もある、仕事以外の選択肢の時間が失われる可能性がある。

 さて、自分にとって、どっちが有意義なのか?

 本当に迷ったら、自分が最も優先させたい選択肢を選ぶしかないと思います。でないと、後悔します。さらに、器用な人は、選択肢を複数同時に選んでも良いし、不器用な人間は、一つもままならないかもしれない。その時々の余力で、最低限一つを優先させたり、逆にノリノリの時は、五つくらい優先させたり、変化する自分の器の容量を見極めて、選ぶと良いでしょうね。

「肩書」は参考になる

 必ずしも、「肩書」が役に立たないとは思いません。むしろ、日本は「肩書」社会ですから、大いに役立つと思います。

 30代女性は、友人でも彼氏でも結婚相手でも、「肩書」は参考になるはずです。専門職で、仕事を頑張っている人、という見え方があるはずです。でも、それが邪魔をすることもあります。特に日本の男性は、輝いている働く専門職の女性を、「女性の魅力」として捉えてくれないことがあるからです。もし、「結婚」の優先順位が高い人は、相手に合わせて、「肩書」をひた隠しにしないといけないかもしれません。

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Drまあや(ドクター・まあや)
脳外科医・ファッションデザイナー

 岩手医科大学医学部卒業後、慶應義塾大学脳神経外科に入局し、脳神経外科専門医取得。その後、日本外国語専門学校海外芸術大学留学科に入学し、翌年、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズへ留学。帰国後に、脳外科医として働く傍ら、スタイリストのアシスタントを開始。2013年Drまあやデザイン研究所を設立し、2014年初個展「カラフルデブの挑戦」を開く。2015年にテレビのインタビューをきっかけにメディアに出演するようになる。著書に「カラフルデブを生きる-ネガティブ思考を強みに変える女医の法則40」(セブン&アイ出版)がある。

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