壇蜜さん 30代の女は分が悪い 怒られる理由がいっぱいある

 4月5日から始まるお悩み相談のアドバイザーとして月に1度登板するタレントの壇蜜さん。30代の働く女性として、「なかなか分が悪い年代」と感じているそうです。テレビやラジオ番組への出演だけでなく、エッセーやブログでも人気を集める壇蜜さんに悩みについて聞きました。

――――壇蜜さん自身、働く30代の女性として、日々どんなことを感じていますか?

 外野から、出世がどうした、子孫繁栄がどうした、家内安全がどうした、とまるでお願いごとのような言葉を投げかけられる機会が増えましたね。うるさいなぁと思って聞いています。真っ向から向かい合って、火の粉を振り払うと、余計に飛び火して火の手が強まりそうな気がする。だから「私がダメなんですよね」と自分のせいにして、火の粉を浴びるぐらいの気持ちでいます。30代の女はなかなか分が悪いですよ。

 ――――分が悪い年代ですか。

 やることも、考えることも多いんですよ。年齢にも甘えられないし、女を出すと怒られるし、女を出さなくても怒られるし、それでこちらが怒ると、「これだから女はヒステリーだ」と言われる。怒られる理由がいっぱいある。こっちは何もしていないのに。

 その心髄には、勝てなくなる存在への恐れがあるんだと思っています。経験を重ね、賢くなって、落ち着いてきれいになっていく人も多い。人間として生き物として、勝てなくなっていくから、恐れられて、いろいろと言われる。そうでも思わなきゃやってられないわ、と私自身は思っています。

 ――――外野から言われた時にはどう対処するんですか。

 向き合うために反論の材料を用意するぐらいなら、「○○さんの言うこといつも正しいと思います」って言って、対処しない。「本当に素晴らしいですね」と3回言うと、相手はいなくなっていきます。みんなやっぱり言いたいし、相手を言い負かしたいんですよ。言いたいなら言えばいい、その先に勝ったも負けたもないと気づくのが30代だと思う。

 ――――アドバイザーを引き受けるにあたっての気持ちを。

 顔の見えない人から悩みをもらう、それに答える、というのは不思議な環境。どうでもいい人だったら意見を聞きたいと思わないだろうから、今までに経験して感じて発信してきたことが大丈夫だった、ただ大丈夫だったから、今こうやって仕事をもらっているんだろうなと思います。女性が考えていることをそのままの形で、変な悩みでも受け止められたらいいな。それが私がここにいる意味でもあると思います。

  回答はお風呂の中で、愛用のタブレットでしたためる、という壇蜜さん。「華やかに担ぎ上げられたジャンヌ・ダルクが火あぶりになったように、女性が活躍すると反動が大きい。気をつけないとね」とさらりと言った言葉に実感がこもっていました。

壇蜜
壇蜜(だん・みつ)
タレント

 1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「壇蜜日記」「壇蜜歳時記」など著書多数。最新写真集は「あなたに祈りを」。猫と熱帯魚を飼っている。

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