「今、結婚してくれないから別れる!」宣言を後悔しています

恋活小町

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「いま、結婚してくれないから別れる」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。31歳のトピ主さんは、10か月間交際した34歳の男性と別れたばかり。結婚、出産をした女性が周りに多い影響もあって、早く子供が欲しかったため、結婚の時期を何度も話し合ってきましたが、そんな日々がつらくなり、自分から彼に別れを伝えたそうです。しかし、焦り過ぎたとの後悔もあり、今は「人生のどん底」と感じて、泣いてばかりいるとのこと。読者にアドバイスを求めています。

自分の問題として捉え、自分の決断を信じていこう

後の投稿によれば、この3か月間、別れては戻るを繰り返して、最終的にはトピ主さんから別れを告げたものの、その後も連絡を取ったり会ったりし続けている、とのこと。彼からは「別れ話は駆け引きのものではない」と怒りをぶつけられた……という記述もありますが、トピ主さんの心には、「別れを告げれば、彼の気持ちが変わるかもしれない」という期待が、多少はあったのかもしれませんね。

別れという重大な決断に迷いがあるのは当然ですし、出産のタイムリミットがあるから焦ってしまう、という気持ちはよくわかります。それでも、これまで色々と正論を持ち出し、「周りも出産ラッシュなのに!」と訴えたところで、解決には向かわなかったのですよね。それはなぜなのか――。

自分の人生の願いをかなえるには、完全に「相手ありき」にならず、「私はこうしよう」と考え、自分で選択をして、その選択に責任を持つ姿勢が不可欠です。今回の問題で言えば、「彼さえ決心してくれれば、私は子供を産めるのに」「31歳で出産を望んでいる私のために、彼は結婚の決断をするべきなのに」ではなく、トピ主さん自身が“自分の問題”として捉える姿勢が必要、ということです。

具体的には、「自分は早く出産をしたい。だから『1年以内に最終結論を出したい』と告げよう」、あるいは、「もう待てないから、子供を持つことを望んでいる別の相手を探そう」等々。実際にトピ主さんが別れを告げたのは、そのように熟考した末の決心ゆえだったのではないでしょうか。

「自分で考えて決めたことだ」という認識がしっかりあれば、人生のどん底だと、ただ嘆き悲しんだり、彼に連絡を取り続けたりしていても、望む未来にはつながらないということに、きっと気づけるはず。つらい気持ちはよくわかりますが、自分がした決心の意味を忘れないようにしていきましょう。

先々はどうあれ、「今の彼」が結婚を望んでいないのは明らか

区切りを付けようと自ら決めたのであれば、「今、結婚してくれないから別れる」ということ自体は、むしろ最良の決断だったとも言えます。

彼は、母親に会わせてくれたこともあったし、「(結婚は)時期の問題」と言っていたものの、「結婚や親になることに覚悟がない」「トピ主さんが精神的に不安定なため、今のままでは結婚後に幸せにできるかわからない」などと言う時期もあったとか。彼の述べた理由が本当かどうかはさておき、投稿内容を総じて見る限り、トピ主さんとの結婚を決めかねていた彼の姿が見えてきます。

迷っている様子ならば、「私が32歳になるまでに結論を出したい」などと期限を伝えておく、という選択肢もあったかとは思います。ただ、彼はもともと結婚願望が薄いそうですし、「大切な女性を失いたくないから考えを変えよう」とでも思わない限り、この彼と結婚して子供を持つという願望は、なかなか実現しにくそうな印象を受けました。トピ主さんが別れを告げても彼は意思を曲げなかったのですから、「口では何と言っていても、『しばらく結婚はできない』というのが、彼が出した最終結論だ」と理解するのが、最善のように思います。

優先順位が明確になったことを、未来につなげていこう

トピ主さんには一度結婚していた過去があり、元夫とは子供を持つかどうかの考えが合わなくなってしまったから離婚をした……とのこと。以前のパートナーも、子供を持つことに賛成しなかった、ということでしょうか。

もしそうであれば、二度の経験から「好きだと思い合って交際に至っても、結婚したがらない人はいるし、たとえ結婚しても、子供を欲しがらない人はいる」ということを、身をもって学んだだろうと推測します。そして、トピ主さんが望む人生をかなえていくには、何よりも「子供を持つ気がある男性」と交際して結婚する必要があることも、自覚できたはず。今後は、優先順位をしっかり意識して、「今すぐにでも子供を欲しがっている相手を探すこと」を基準に、相手を探していくとよさそうですね。

「別れ」の意味づけは、その後の人生の歩み方次第で、いかようにも変えていけます。いつか「結婚して子供を持つ、普通の幸せが欲しい」というトピ主さんの願いがかなったとき、「あの別れがあったから今があるのだな」ときっと思えるはず。その日を迎えるために、今はつらくとも、自分で下した決断を信じて、前向きに歩んでいってほしいなと思います。応援しています。

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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