「お酒による醜態」が原因で振られました…復縁は難しいですか?

恋活小町

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「彼氏にふられた理由がつらい」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。交際を始めたばかりの恋人と初めてお酒を飲んだトピ主さん。楽しくなって、自分の限界を大幅に超えて飲んでしまい、記憶を失ったり吐いたりと、醜態をさらす結果に。翌朝、彼からLINEで「自分の飲む量も考えられず、人に迷惑をかける人とは付き合っていけないから、別れよう」と連絡が来たそうです。トピ主さんは、こんな理由で別れるのが本当につらいし、復縁は難しいでしょうか……と問いかけています。

彼が経験したシーンやそのときの気持ちを想像してみよう

投稿によれば、その夜、彼は食事の支払いをして家まで送ってくれたものの、トピ主さんはアパートの廊下で吐いてしまい、目が覚めたときには、廊下はきれいになっていたとか。トピ主さんがお酒を飲んで人前で記憶をなくしたのは3回目。以前の2回でも、たくさんの人に迷惑をかけており、彼はその事実を知っている。トピ主さんに別れを告げる際、彼は「飲んでいるのをちゃんと止めきれなくてごめん」とも謝ってきた……ともあります。

夜中に汚れた廊下を掃除しているときの彼の気持ちや、その光景を思い浮かべてみると、今の彼の心境に少しは寄り添えるかもしれません。仮説ではありますが、交際初期のロマンチックな気持ちがすっかり吹き飛んでしまい、「今後もこんなことが続くのか」とうんざりしてしまった可能性があります。トピ主さんは「こんな理由で」とつづっていますが、彼にとっては見過ごせるような軽い場面ではなかった、ということでしょう。

何年も一緒にいるカップルや夫婦であれば、良い面も悪い面も含め、相手の人となりをある程度、受け入れられる(諦めや覚悟を持っている)ケースが少なくないですが、二人の交際期間がまだ短かったこともあり、彼は、トピ主さんが見せた一面に驚き、受け入れられなかったのかもしれません。お酒との付き合い方は、日々の生活にかなり影響を及ぼすので、「こんな飲み方をする女性との生活は厳しい」と思われた可能性を感じます。

また、彼が廊下を掃除して帰ったという行動からも、「人に迷惑をかけることが嫌い」という彼の価値観を感じます。同じようなことが起きた際、世の中には「目を覚ましてから自分で掃除すべきだ」と考える人もいると思いますが、彼は、近隣の人への配慮なのか、恋人としての責任感なのか、そうは考えなかった。そうした「価値観」の部分でも、トピ主さんとは合わないと判断したのかもしれませんね。

長期の「我慢」は結局、続かない

お酒のことが、彼にとっては“小さくない問題”だったことをかんがみれば、復縁を申し出るには、「二度と飲まないから、もう一度だけチャンスが欲しい」くらいの強い決意宣言が必要に思います。「結婚するなら彼しかいないとも考えていた」とのことですが、まずは何より、「別れの原因となったお酒と縁を切ろう」と努めてみるのが最善かもしれません。

ただ、その後の投稿によれば、トピ主さんは彼に「お酒をやめることはできないけれど、向き合い方は考えていきたい」「もし危ないと思ったら(飲酒を)止めてほしい」と伝えたそうですね。それに対して彼は、「俺のせいで(トピ主さんの)好きなものを奪うことはできない」の一点張りだったとか。

お酒はストレス発散のための重要なツールなので、やめることはできない……とのことですが、つまりトピ主さんは、お酒を飲むのをやめようとは考えていない。そうであれば、長い目で見れば、“そんな自分”をよしとしてくれる相手を選んだほうが、トピ主さんは幸せに暮らしていけるのでは、という考え方もできます。世の中には、「お酒が好きで一緒に飲める女性がいい」という男性もいますし、復縁できたとしても、彼に気を使って「好きなお酒を思いきり飲めない生活」では、トピ主さんも結局はストレスがたまってしまうように感じました。

大切な友達のように、自分に声をかけてあげて

後の投稿では、「私は別れることに同意していないのに、一方的に別れを告げられ、悲しさが止まりません」といった心境がつづられています。しかし、恋愛の場合、納得できようができまいが、別れを告げられた側は「受け入れる」ほかないのが現実です。人生には、どんなに泣いても叫んでも、「自分の願い」を受け入れてもらえないことがあります。でも、それは裏を返せば、「願いを受け入れてもらえることだってある」ということでもあります。その喜びの瞬間を求めて、再び歩き始めてみませんか。

自分を拒む人がいるのは確かにつらいことですが、その分、自分を受け入れてくれる人の大切さが実感できることもあります。「そんな存在はいない」と言うなら、自分が自分の大切な友達になってあげてください。友達が失恋で悩んでいたら、「離れていく人に固執する必要はない。あなたを大切にしてくれる相手を探して」と声をかけてあげるのではないでしょうか。ぜひそんなふうに、ご自身に伝えてあげてください。

トピ主さんに対して、音信不通にして逃げたり、“適当な相手”に格下げしたりせず、正直に理由を告げて、毅然きぜんとして会わない姿勢を貫いた彼の態度は、客観的に見れば誠実にも映ります。トピ主さんは、そのような誠実な男性と交際できる魅力を備えた方なのだろうと想像しますので、これからまたきっと恋愛のチャンスがあるはず。そのときにまた同じ過ちを繰り返さないために、まずは「自分も周囲も最後まで楽しめるお酒の飲み方って、どうするといいのだろう?」と考え、いろいろな人の飲み方を観察するところから始めてみるのがいいかもしれませんね。仕事のストレスがあまりに大きいならば、環境を見直していくことで、お酒の飲み方を変えられる可能性も感じました。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「彼氏にふられた理由がつらい」 

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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