元彼を忘れられず未婚のまま年を重ね…孤独と不安を感じています

恋活小町

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「忘れられない人、孤独」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。昔交際した元彼をどうしても忘れられないまま、子供を産むには厳しい年齢になった、というトピ主さん。別れた後の数年間、次の相手を見つけようと何度もトライしたものの、信頼関係を築けるような相手にはどうしても出会えなかったそうです。「このまま、独りぼっちで辛い出来事を乗り越えていかなくてはならないと思うと、悲しくてなりません」と心境をつづり、どうやってこの不安や孤独な気持ちを乗り越えていったらいいのか……とアドバイスを求めています。

良い「まさか」に巡り合いやすい人の共通点とは

投稿によれば、トピ主さんはこれまでは「気持ちが沈むのを抑えようと、趣味や仕事を大切にして過ごしていた」ものの、コロナ禍でささやかな楽しみに自由に取り組めなくなった。追い打ちをかけるように、両親が体調を崩し、介護生活が始まりそうな気配で、それもあって、今まで以上に強い孤独を感じるようになった……といった詳細がつづられています。

「若い頃は、それなりに出会いも多く、まさか自分がこの年齢まで独身でいるとは予想もできませんでした」とのことですが、人生では良いことも悪いことも含め、いろいろな「まさか」が起こるもの。元彼とも「まさか」の大恋愛だったのだろうと想像しますし、これから先だって予想外の「まさか」は起こりうるかもね……くらいに考えておいてバチは当たらないはず。恋愛に限らずですが、「良い『まさか』が多く起きる人生を過ごしたいな!」と思っていたって、誰にも迷惑はかけません。

ただ、良い「まさか」に出会いやすい人には一つ、共通の特徴があると感じます。それは、最初の一歩を楽しみながら、自分で踏み出している……という点です。科学的なデータがあるわけではないですが、「何もせず、待っているだけの人」よりも「自分でいろいろな一歩を踏み出している人」のほうが、良い出来事に出会える確率が上がることは、なんとなく想像しやすいのではないでしょうか。

目的地に至れない“一歩”なら意味がない、と効率主義にならないことも重要です。一歩を踏み出したからこそ持てた楽しい瞬間は必ずあるはず。もし、“恋愛目的の一歩”に意義を感じられなくなっているなら、“自分を楽しませるための一歩”を踏み出してみるのも一案です。とはいえ、不安や孤独を感じている状態では、なかなか一歩を踏み出す力は湧いてきにくいですよね。次の良い「まさか」に出会うために、不安を軽減する方法を探っていきましょう。

不安の種を整理し、「できること・できないこと」を切り分けよう

投稿に書かれているトピ主さんの“不安の種”を整理すると、以下の三つになるかと思います。

(1) 両親の加齢や病気
(2) コロナ禍で以前のように趣味ができず、寂しさを感じていること
(3) パートナーがいないため、「この先の人生、独りぼっちになる」と感じていること

それぞれの不安に対して、「自分にできること」と「できないこと」を切り分けてみましょう。「あらがっても仕方ないこと」を理解し、一方で「何かしら自分にできることがある」と知ることは、不安の軽減に役立ちます。

たとえば、(1)の両親の加齢や病気について。時間の流れや人間の運命には、誰も逆らえないですよね。それでも娘として、健康維持に留意するよう促したり、生活の支援をしたり、元気なうちに一緒に思い出を作ったり……といったことはできます。

続いて(2)ですが、新型コロナは、個人にはどうしようもない災禍です。自分にできることと言えば、「今の状況でもできる新しい趣味やコミュニティーを見つける」ことくらいでしょうか。状況的に制限はあるでしょうが、それでも以前のように楽しめる趣味が見つからないとは限らないですし、「良さそうな趣味はないかな」と調べてみるだけで、前向きな一步です。自分が手を伸ばす限り、新しいものには出会えるのだな……と実感できるだけでも、少し光明が見えてくるかもしれません。

「孤独の癒やし方」を見つけることは、人生を豊かにしてくれる

最後に(3)について。パートナーがいれば、確かに「物理的な孤独」を感じる瞬間は少なくなるでしょう。しかしながら、「精神的な孤独」については、人と関わるほど際立つ側面もあり、実際に結婚していても、寂しさや孤独感にさいなまれている人はいます。それに、社会に必要とされなくなっていく、人付き合いが減っていく……という部分では、「加齢による孤独感」は多くの人が等しく感じるものです。

そう考えれば、「自分ばかりが将来、孤独だ」と思い込む必要はないですし、今のうちに「自分に合った孤独感の癒やし方」や「気持ちを豊かにする方法」を見つけておくことは、今後パートナーが見つかるかどうかに関わらず、良い人生を送るために非常に有効なことではないでしょうか。

大層なことでなくていいのです。文学やアートに共感することで心をほぐしている人もいれば、自然に触れることでリフレッシュしている人、お気に入りのカフェで過ごしながら、人々を眺めているだけで癒やされる……という人もいます。寂しさや孤独感をむやみに異性関係で癒やそうとすると、逆に孤独感を強める結果となりやすいのでご注意を。フラットな心の状態で出会えた相手のほうが良いパートナーシップは築きやすいので、そのためにも、まずは自分らしい心の癒やし方を探してみてはいかがでしょうか。

今のトピ主さんには、健康な体、仕事、両親、そしてお金の心配がない生活があり、いずれ再開できそうな趣味も持っている。そう考えれば、自分は思いのほか可能性に満ちた存在だとは感じませんか? 「つらい失恋も乗り越えて、腐らず自分の人生をよく歩いてきたね。あなたはよくやってるよ!」と自分にねぎらいの声をかけてあげながら、まだまだ人生の半ば、ここから先の「まさか」を楽しみに、小さな一歩を踏み出していきませんか? 応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「忘れられない人、孤独」 

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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